通常の医学書では、「はしか」「肺炎」といった病気のタイプに分類し、それらの症状について説明する、というスタイルがとられることが多いようです。ところが、実際に子どもが病気になった事態に直面すると、どの病気のどの症状に該当するのかを探し出すのが、とても難しいことに気づきます。気が動転しているときには、なおさらそうでしょう。この本は、病名を基準にしているのではなく、「咳が出る」「お腹が痛そう」のように、実際に親が目の当たりにしている症状を出発点にして、どのような病気の可能性が考えられるかいますぐ病院に行くべきかという視点から書かれています。いざというときに備えて、手元に置いておきたい一冊です。〔作成者:まつ〕
この本が子供用の医学書と一番異なる点は、医者からの語り掛けというようなスタイルで文章がつづられていることではないかと思います。理路整然と、?母親が病気を見つけて思いつくような最悪のケース?全般的な説明(症状の基本的な説明と、考えられる原因)?六ヶ月未満の赤ちゃん(赤ちゃんの病気に焦点を絞った説明)
?チェックリスト(全般的な説明で述!べられた内容の整理)?治療(病気の子供を家庭で看護する時の注意など)?どんな時でも直ちに医者の手当てを必要とする心配な症状を整理?保育園などに行って良いか、いつもの生活に戻れるまで回復したかどうかの目安?親からのQ&Aの順に語り掛け、不安を解消してくれます。
まずパニックになった私の頭に思い浮かんだのは、咳が続けば肺炎ではないか、熱が高ければ頭が変になるのではないかなど最悪な状況でした。
上の?〜?で、パンパンになった頭をだんだんにほぐし、子供の状況をチェックする項目で客観的な目の助けをしてくれ、「目に糸くずが入ったのですがどうすれば良いですか?」なんてなかなか聞けないような心配にも対応して答えてくれている本です。さすがに、毎日子供を診ている先???が書いてくださった本だとありがたく思います。
医学書が個別の病気について知るのに適しているのに対し、目の前の子供の状況を照らし合わせて対処する方法を知るのに適している本だと思います。読んでいくと、自分だけが心配で最悪のことしか考えれないわけではないという安心材料にもなってくれます。