単純ヘルペスウイルスと水痘帯状疱疹ウイルス
ホバブ/医療
2006/8/8
> ・ヘルペスはどの経路で感染するのか?
単純ヘルペスウイルス(HSV)には、HSV-1とHSV-2とがあります。
主に、HSV-1は、口腔に唾液で感染(直接感染、飛沫感染)し、HSV-2は、性器に性行為で感染します。
へルペス性口内炎は、HSV-1が原因の場合が多いと言われます。
> ・ヘルペスは、一度かかると、体力がおちるたびに再度かかる
> らしいが、それは一生なのか?
ヘルペス科のウイルス(単純ヘルペスウイルス、水痘帯状疱疹
ウイルス、EBウイルス、HHV-6、サイトメガロウイルスなど)
は、一度、感染すると、ウイルスは、生涯、体内に残ることが多いです(潜伏感染)。
単純ヘルペスウイルスに関しては、体力が低下すると、再発
(再活性化:知覚神経節に潜伏感染していたウイルスが、再増殖する)して、口内炎などを起こしますが、
体力が低下したら、必ず、再発して、症状が現れるとは、限り
ません。
> ・ヘルペス性口内炎と、帯状発疹は同じもの?
両者は、原因ウイルスも、異なる疾患です。
ヘルペス性口内炎は、単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因
で起こります。
また、帯状発疹は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV:水ぼうそう
の原因ウイルス)の再発が原因で起こります。
> ・同じものだとすると、以前かかった水ぼうそうが、完全にで
> きっていないということ?
水ぼうそうの原因ウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス:VZV)
や、単純ヘルペスウイルス(HSV)は、一度、感染すると、体内
に残ることが多いです(潜伏感染)。
水ぼうそうに罹ると、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は、一
生、体内に残存(潜伏感染)していて、
体力が低下したりすると、神経に沿って、ウイルスが増殖し、
帯状疱疹と言う病気を起こします。
http://hobab.fc2web.com/sub6-Varicella.htm
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