II.調査研究
2.対象と方法
B.方法
1)市内全小中学校を対象とした調査
(i)登校日毎日欠席者調査
1981年1月より,養護学校を除く全ての市立小中学校を対象として,年間を通じて登校日毎日の欠席者数を調査した。ただしこの場合,明らかな慢性疾患や特殊な長期欠席と,外傷・忌引による欠席者数は除外した。各学校に同じ様式の調査用紙を配布し,月毎にまとめて送ってもらい,教育委員会で集計した。
本報告書は,小学校の欠席状況について述べるが,状況判断にあたっては,中学校の欠席状況も参考とした。そのようにした一つの理由は,小学生ならば,少なくとも38℃以上の発熱があればおそらく欠席するであろうし,その他欠席する際の条件について,比較的学校差や個人差が少ないと考えられたからである。
この調査をもとに,「毎日欠席率」を計算したが,市内全校として求める場合も,各学校別に求める場合も,学級閉鎖が行われている時は,閉鎖学級在籍数を総在籍数から引いてこれを母数として計算した。
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