姪のインフルエンザエピソードから
haripo/医療
2005/2/26
豪雪の田舎に住んでいる姪(5歳 妹夫婦の子)がインフルエンザに罹ったようで、そのエピソードです。
なお、お隣さんは県立病院の内科医で、同世代でお互い小さな子供もいて、家族ぐるみの遊び友達ということです。

急な高熱がでてて数時間。
鼻血がでたり、熱にうなされて朦朧としているという話を聞きつけて、お隣さんが親子3人で訪ねてきたそうで。

先生はわざわざ白衣で登場。
(注釈 「ウケ」を狙った冗談なのだそうです)

「今日は、家族3人で往診に参りました。」
(なんで家族3人そろってきたわけ?)

「で、多分、これはインフルエンザだと思われます。ここで流行ってますから。」
(注釈 わざとかしこまった「ですます調」がやはりウケをねらったあからさまな感じだったそうで。)

「このまま熱が下がらなければ病院へゆく必要があるかもしれませんが、現段階ではこうやって寝ていれば十分です」
「というよいり、寝ているのがベストな選択です」

「インフルエンザなら、検査や薬が必要ではないの?」

「なにもインフルエンザを確定するために、わざわざ病院へいって、痛い思いして鼻をほじられることはないでしょう」
「確かに薬もありますが、今から飲んでもあまり意味がありませんし、意味があってもちょっとばかり経過が縮まるくらいで、どーということはないのですから」

姪に向かって
「お注射とジュースとどっちがいい?」
「ジュース!」
「じゃ ジュースとかお水とかいっぱい飲んでね。飲めないときは点滴 だ か ら」

姪は、隣の子が来たのがうれしくて遊びだしたりして、けっこう長居して遊んでいったということです。
(本当は何しにきたの?やっぱり家族ぐるみで遊びにきたんだ!!)

こんなときにふざけて不謹慎だという人がいるかもしれませんが、
私は愉快な話だと思いました。
そして、少しばかり「感心」しました。

そのお隣さん(先生)も、おそらく現場では、もっとシステマチックに、ガイドライン化された診療をしているとおもいます。
「寝ていれば十分」とは、言いたくてもなかなかいえない現場だと推察されます。
だけれども、自分の家族や、親しい間柄ならちがう本音がでることもある。

みなさんも、受診の際に、もう一声聞いてみてはいかがでしょう。
「先生のお子さんでも、同じようにお薬を飲ませますか?本当は寝ていれば十分だとお考えだったりしませんか?」
「そのお薬は、とりあえずというのと、治るために絶対必要というのなら、どちらに近いのですか?」


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