子ども達の時代
namy/母親
2005/3/2
海ちゃんのママさん タマゴさん くじらさん みなさん こんばんは
> > 予防接種接種はその自然治癒力を高める手段です。今回はそれをしていれば防げた合併症であり、残念に思います。
>
> ここはお聞きしたいのですが・・・予防接種が「自然治癒力を高める」とは思えないのですが、分かりやすく説明をいただけないでしょうか?「かかりにくくなる」=「自然治癒力が高まる」ではないですよね?
タマゴさんの私へのレスに書いていただいた
>>B細胞の記憶は弱くブーストがかからないと抗体がなくなることがあります。抗体がないと発病することはありますが、T細胞の記憶は半永久的に残ってますから、感染発病しても重篤な合併症をきたすことはないと、授業でならいました。
という部分がミソなんですよね。きっと。
一度予防接種で免疫部隊が訓練されているので、ホンモノの麻疹ウイルスに遭遇したときにも速やかに対処できる可能性があるということを「自然治癒力を高める」と簡単な表現をされたんだと思います。(抗原抗体反応ですよね。)
私の場合は、予防接種も自然感染もある程度のリスクはあると認識しています。両者のリスクに1桁ぐらいの違いがあったとしても、5桁分の1ぐらいのオーダーになってしまうと一般の母としてはあまり違いがあるとは感じられません。その統計にはかなりのバイアスも含まれてると思いますし。
私自身がはしかの予防接種を受けていて、現在抗体検査の結果ある程度の抗体を保っています。検査に応じてくれた医師は、「麻疹ワクチンは優等生だから」とおっしゃっていましたが、たかだか1本の注射で約30年も???と感覚的には?マークが頭の中に。
くじらさんがレスに検討会の内容を載せてくださっていますが(くじらさんありがとう)、結局身の回りではしかのウイルスと接触する機会があったからなんだということを予防接種検討会の参考人医師の話から得て妙に納得しました。その時にブースター効果で発症せずに免疫が訓練されていた、まさに予防接種の恩恵を受けまくった世代です。私の母は自然感染歴ありです。
では、私の子ども達の時代はどうなっていくのでしょうか?
2/13のワクチントークin東京で、山田医師に講演のあと、はしかのお子さんは年間何名ぐらい受診していますか?とお聞きしてみました。年間1人ぐらいだということです。母数までは確認できていませんが、すでにかなり稀な感染症であるということが分かります。
自然のブースターがかからなければ、場合によっては予防接種を数年おきにするなどして免疫を維持しなければ麻疹ウイルスに弱い集団ができあがります。自然感染しても、自然のブースターがかからない環境だと免疫は低下して行くとも言われています。自然感染=一生ものの免疫が獲得できるといえない時代が来るのかもしれません。
時代とともに状況は変わっている。一母にはなかなか悩ましい難題です。
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