インフルエンザと予防接種(私的見解)
YU-RI
2005/3/3
内科医でもあり、二人の幼児を持つYU-RIです。
自分の個人的見解を述べさせていただきますm(__)m。
インフルエンザの予防接種に関して、まず、
自分の子供(5歳と4歳)には受けさせてます。毎年です。
理由は、自分が仕事柄インフルエンザウィルスを貰ってくる可能性が高いこと、よって、子供たちはインフルエンザウイルスに晒される危険が高いこと。
次に、インフルエンザ脳症に関しては、解熱鎮痛剤との関連が示唆されているが、いずれもかなりの高熱(39-40℃以上)を来たしている。よって、予防接種することで、もし、インフルエンザに罹患したとしても、症状が軽く済む(例えば、予防接種を受けているとインフルエンザに罹患しても38.5℃前後程度と言うのは自分も内科医として診療していてよく経験しています)ので、予防接種でインフルエンザ脳症の予防が可能であるというエビデンスはないが、その効果を期待しているということ。
そして、自らの予防接種は医療従事者のため、予防接種を病院で受けるよう指導されていますので、毎年受けています。
(医療従事者のインフルエンザ予防接種はアメリカにて、有効だと判断されていたように記憶しておりますが、実際の文献ははっきり記録しておりません。)
で、現在大人の感冒の診療中に必ず、『インフルエンザの予防接種は受けられましたか?』と質問させて頂いています。
受けられていない方は、申し訳なさそうに、『受けてません。』とおっしゃるのですが、こちらとしては、受けてないことを責めているのでは全くありません。予防接種を受けてない方は、インフルエンザに罹患すると、間違いなく39-40℃の発熱がありますが、予防接種を受けている方は、38.2℃でも、インフルエンザの可能性があるからです。
他の症状も参考にしますが、まずこれで罹っていそうかどうかを判断して、罹っていそうなら、インフルエンザの検査キットで検査します。
以上見解を述べました。
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