Re3: 小児救急当事者は?
ちびトト
2005/4/6
やもさん、みなさん、こんばんは。
> > 重症・軽症いずれも”不安”なんです。その重・軽を判断する能力をも欠如させるほど”夜の闇”は”不安”なのです。
>
> 不安はどうすれば解消できるのでしょうね。声かけでしょうね、やはり。
不安の中身にもいろいろあると思いますが、子供の病状に対する不安は解消する必要はないのではと思います。子供が病気になれば、ちゃんと治るまでは不安な気持ちでいるのは親として一種当然のことではないかと思います。
知識を増やし、知恵を身につけることで、その不安は漠然としたものから、必要なだけの、子供の病状に合わせた心配へとかえることができるのではないかとは思います。(うまく表現できないですけど。)
一方で、もし悪くなった時に、いつでもその子の状態に合わせた十分な治療を受けることができるかという不安の方は、解消できるといいと思います。
やもさんを午前2時に呼び出した家族も、「いつでも小児科医に診てもらえる」と安心されたことでしょう。ただ、その「試し」は諸刃の刃ではないでしょうか。いつかは「狼少年」のように、必要な時に小児科医・やもさんの助けを得られなくしてしまうのではないかと危惧します。
>(来た患者は絶対診ないといけない、と医師法にあるらしい)
医師法の第19条ですね。(http://www.houko.com/00/01/S23/201.HTM#s4)
「正当な事由」がたいへんあいまいですが、このページ(http://www.med.or.jp/nichikara/rinri/1-0202.html)のように考えられているようです。
>でも、こうなると、小児科医を続けていく自信はなくなりますよね。独身でないとできない、子供がいるとできない、でも、子持ちの小児科医だけ特別にオンコールや当直業務を免除すると、過労になる医師が出てきますよね。
過労死の問題ももちろんあります。(http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/index.htm)
そしてまた、過労により心身ともに健康な状態では”ない”医師に診てもらわざるをえない患者も不幸です。
労働基準法では、労働者の労働時間は1日8時間、1週40時間と基本的に定められています。確かに個人差もあるでしょう。短期間なら働き詰めでももつかもしれません。でも、生身の医師が、心身ともに健康で、自分の持てる能力を十全に発揮して、長年にわたり診療にあたるためには、このくらいの労働時間がひとつの限界の目安なのではないかと思います。
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