Re: 湿潤療法(火傷の場合)
こぎく/母親
2005/5/17
つい1ヶ月ほど前に湿潤療法のすごさを目の当たりにしたところなので、ついつい出てきました。
実母が事故で頭部・顔面から腕にかけて二度の火傷を負いました。救急搬送された総合病院の外科では、やはり従来どおりの消毒と抗生物質(湿潤療法では必要ないことも)の治療で、皮膚が再生されるまで1ヶ月はかかるであろうし、痕も残る可能性があるとの説明でした。
そんな時、偶然、同じ市内で湿潤療法をしておられる先生を知り、受傷3日後に転院しました。前の病院では直接触られることもなかった黒く変色した火傷部分を、先生はそれはそれは丁寧に洗い流して取り除き清潔にし、そして創傷被覆材で覆われました。毎日傷を洗い、創傷被覆材を取り替えること5日目、1ヶ月かかると言われていた皮膚が再生され始めていたのには驚きました。7日目には浸出液はもう出てこないほどに皮膚が出来ていました。しかも母曰く、従来の療法の消毒やガーゼ交換のような苦痛がないとのこと。本人もその効果に驚いていました。
1ヶ月が経ち、完全に皮膚が再生されて、今では化粧をすると火傷を負ったとはわからないほどにまで回復しました。顔という構造上、ピッタリと創傷被覆材を張ることができなかった部分に関しては赤黒く痕が残っていますが、一番火傷の酷かった頬のあたりに関しては全くと言っていいほど痕がありません。
創傷被覆材の効力を思い知らされた1ヶ月間でした。
また、近所の小児科でも湿潤療法のパンフレットがおいてありました。4月には新聞記事としても取り上げられていましたし、少しづつ広まっているのかもしれませんね。
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