Re: おたふく風邪の免疫について
やも/医療
2005/6/15
> 先週の土曜日から41度の熱をだし、やっと火曜日に熱が下がったと思ったのに、娘も泣きっ面にはちもいいとこです。

やもと申します。一小児科医です。
お子様はおいくつなのでしょうか。高熱でさぞ驚かれたことでしょう、お察しいたします。普通は40度以上の発熱は珍しいと言われていますので、大変だったことと存じます。

> で、おたふくになったのはいいのですが、おたふくの自然感染による免疫って一応終生免疫といわれていますよね。

> でも、最近は水疱瘡でも親が自然感染していても、また子どもと一緒に罹ったという話も多くきき、ブースター効果がなくなったせいだと言われていますが、おたふくも同じことが言えるのでしょうか?


おたふくは、再感染例も報告されているようです。おっしゃるように、ブースターの機会が減ったとも考えられますが、そんなに予防接種率が高いわけでもなく、局地的な流行はまだまだあるのでそこまでブースターの機会がないかなー?とも思いますが。

また、耳下腺が腫れる病気としては「他のウイルスによるもの」と、「(特発性)」つまり原因がはっきりしないけど繰り返す、「反復性耳下腺炎」というのもあるようです。つまり、耳下腺がはれているような「おたふく」風邪みたいだけど、2回目なんですがー、という人の中に「ムンプスウイルスによるもの」と、「他のウイルスによるもの」と、「原因がはっきりしないもの」があるというわけらしいのですが、この「原因がはっきりしないもの」の中には「他のウイルスによるもの」なのだが、ウイルス検査でひっかからないものなどもあると思います。

いづれにしろ、耳下腺が腫れていても元気ならば(合併症もなければ)、原因ウイルスをマイナーなウイルスまで検査する必要があるのかなー?というのが医療者の意見かもしれません。だからはっきりしない、というかはっきりさせる必要が乏しい耳下腺炎が存在するのかな。

これまたはっきりしない回答でごめんなさい。ちょっと参考になれば、と思いました。


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