Re8:成功報酬制のお答え
クスリ嫌いの親/父親
2005/6/15
> こんにちは。
こんばんは。
>
> > 西洋医学では三種類の療法があると定義されています。
> > ここでも問題になっている原因療法。
> > これは病気の原因を取り除き自然治癒力(身体の自然な働き)に任せるということです。
> > ふたつ目は対症療法、人工透析なんかが代表的です。
> > 言い方は悪いですが、「とりあえずの処置」でしょう。
> > みっつ目は補充療法、なくなったものを補うことです。
> > 輸血から義肢装具士まで範囲が広いです。
> > これらについては複雑に入り組んだ場合は定義が難しいので医療関係者の方が詳しいでしょう。
> > 西洋医学は自然科学の一部ですから科学的分析の元に成り立っています。
> > ですからあらゆる社会問題も科学的見地にたてば上のみっつの解決法が適用できるとおもわれます。
> > という意味からすると医療関係者が仰る原因療法なんてめったにないという意見も社会問題に対しては当てはまるのではないでしょうか?
>
> すみませんが、ここまでの論理展開が全く理解できないのですが。とくに最後の2文の位置付けが難解です。
文を区切らなかったのでわかりにくかったとおもいますが、医療を含めた社会全体が資本主義社会の中で病みきっているという事を言いたかったのです。
>
> > わたしは医療は全て成功報酬制にしたら良いと思っています。
>
> この点については、すでにレスしている やも さんと同様の疑問を持ちました。成功報酬であれば、癌など難病の治療に取り組む医者はいなくなってしまいますね。
そもそも医療とはなんでしょうか、病気を治すかもしくは回復する(元の状態に戻す)事であると思いますが、その意味においての成功報酬制ということです。また副作用として性質(たち)の悪い医者は自然淘汰されるでしょう。
不幸にも治らない病気や死が確実に訪れる患者さんへ対してではありません。わたしはこの問題はひっくるめて考えることではないと思いますし、当然ここへ訪れる方々もそうお考えとの前提で話をすすめました、言葉足らずでした。
またホスピスなどの末期医療(これに医療という言葉が当てはまるかどうかはここでは置くとして)の施設においても身体的な苦痛を取り除くことでは成功報酬制はあってもよいとも思います。
>
> > いまの医療制度、社会保険制度はもう資本主義の甘い汁にどっぷり浸かりきっています。診療報酬点数制度がそれです。
> > 患者が死のうが治ろうがお構いなしに医者(病院)に金が転がり込むシステムになっているのです。
> > 患者が運悪く亡くなっても、遺族は「大変お世話になり、ありがとうございました」と言ってお礼をされ、さらにお金まで払ってくれるのです。
> > よくよく考えてみたらこんなことはあまりにもおかしいとおもいませんか?
>
> 私は別におかしくないと思います。むしろ普通(当然)だという気がします。
> また、医療関係者が全て金銭まみれ、みたいな認識も誤っていると思います。
これは医療機関や一部医師への批難も含んでいますが、今の制度があたりまえのことと思っていると「ごく普通」のことでしょうが・・・
身体的変異のみを医療の対象とするならそれでもよいでしょう。今の医療の最大の欠陥は患者の社会生活におけるケアーがまるでないことです。良心的な医者であればある程度までは「心配」はしてくれるでしょうが、それ以上の具体的な措置(処置)は知らん顔です。
あたりまえのこと、当然のこと、普通のこと、と思っていることがある人にとっては大問題(医療ミスが後で発覚したなど)であったりすることもあるのですが、想像力の貧困でしょう。
金まみれで言えば人がではなく、システムや制度がそうさせているということもありうるのです。
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> > 「ステロイドを塗って出なおして来い」などという馬鹿医者は即刻医療免許を剥奪すべきです!
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> これは、「ステロイドは悪」ということが完全に事実であると前提していますが、果たしてそうでしょうか? まだ「事実」だと判明しておらず、クスリ嫌いの親さんの「考え」にすぎないのではありませんか? こうした意見は、「予防接種を受けさせない親は人非人!」と主張して譲らない医療関係者と同じミスを犯しているように感じます。
ステロイドの用法は他にもあり必要ですが、アトピー性皮膚炎に対してステロイド使用は間違いなく「悪」です。「みせかけだけ」の対症療法でしょう。
身体のどこかが痛い(内臓疾患は別です)と言って整形外科を受診し、痛み止めを内服したり注射したりして、「これで治ります(完治します)」というのと同じです。
まれにですが、身体の回復力が高かったり、自然治癒能力が高いなどの個人的差で幸運にもステロイドの毒性の被害に遭わずにすむ方もいらっしゃいますが、大方が苦しむようです。
>
> > これが国民を守る国家の医療システムでしょうか?
> > せめて医療制度の人道的な運用を監視できるようなチェックシステムくらいは作って欲しいものです。
>
> 簡単に書かれますが、具体的にどのようなシステムが考えられるでしょうか?
> また、そのコストは?(私たちの税金で賄わなければならない)
>
> 結局、この投稿は、現在の医療システムは良いところが全くないからダメだ、という主張でしょうか?
というか、原因療法にかけて医療問題や社会問題も提起したかっただけです。
大変もうしわけありませんが、対案はいまのところわたしだけの能力では考えつきません。
ですからおかしなところはおかしいと声をあげて、変えていかなければとおもいます。
そのために政治などに興味をもち同じような事を考えている政治家を応援するとかでもいいでしょう。
なにかを変えることとはまず批判の目を向けるということが大事です、批判と批難(金まみれのところで敢えて『批難』を使ったのはその意味でです)は違います。ここを混同してしまうと何事も善い方向へは進みません。
コストに関してですが、年金制度をご存知かとおもいますが、本当に将来に受取る年金資金が足りないと思っておられますでしょうか?
たしかに出産率から計算するとそうかもしれないですが、実は「資金の運用に失敗している(100億円単位でです)」という紛れもない事実があるのです。この事実からしても、なにか事を始める(新しい国家のシステムなど)ときコストは税金からという発想より税金の使途のほうに着目(監視)しなくてはという発想に転換できないでしょうか?
既存の事柄や情報に縛られていると発想が貧困にならざるをえなくなります。貧すれば鈍するです。
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> > わたしも含め、みなさま方も子供の事に精一杯であるとおもいますが、「なにかヘンだぞ?」と思うような事があったら社会に対して疑問や批判を発信する役割を果たすことが、このHPをお借りしている我々の最大限の自助努力であるともおもいます。
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> 「自助努力」って、他人の力を借りずに、自分の力だけで事を為すという意味ですよね?
わたしたちは民主主義の社会に生きていますからその「常識」からすると自助努力しか仕方がないとおもいます。
選挙権をもつ(成人以上の)民衆は、あらゆる分野について豊富な知識と問題を分析できる高度な判断力をもっていなければならず、国政に参加するために自分の代表と思える人を選び出す義務を負っています。
簡単に説明するとこれが民主主義です。他人に倣うことは民主主義ではないのです。が、当然わたしもこんな超人ではありません。
また民主主義は強者と金持ちと多数派に牛耳られてしまうという欠陥も持ち合わせています。医療制度を含む福祉は社会的弱者(上の3者以外)に対しての救済措置であるのですが、弱い者は集団で声をあげなければ強い者(強者・金持ち・多数派)の言い成りになってしまうとわたしは危惧しています。
どんなによいシステムや制度も経年劣化しますし、欠陥はかならずみつかります。またそれらを運用する上でその欠陥や劣化を逆手にとって悪用しようとする連中が必ず現れます。それらがまだ見つかればまだよいのですが、もし見つからずに暗躍していると仮定するなら古い制度を改めない事にこそ悪の暗躍を黙認していることにもなりかねません。
制度が正しく運用されているかどうかを監視することもわたしたちに課せられた義務であると感じます。
当然民主主義全体にもいえることです。
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> それはともかく、あらためて書いておきますと、このホームページは、「子供の成長を支える立場から」「真剣に悩み考えたことを」「他の人と情報交換する」場を提供するために立ち上げたものです。その際、他の人の立場・意見を十分に尊重し、また決して一方的に自分の意見を押しつけるようなことはしない、といった点に注意していただきたいです。詳しくは、ページ上部にある「kangaeroo.netって、こんなところ」に書いてあります。個人的には、社会に対する疑問・批判は非常に大事だと思いますが、極論を一方的に主張することだけは避けるべきと考えています。
ひとつ上のことをふまえて、まつさんが仰ることを理解した上でですが、わたしは意見を押し付けるようなことはしません。言葉は悪いですが受取り方次第でしょう。
わたしのような「おかしな考えの者も居る」というくらいに受けとって頂けたらとおもいます。
医師や医療関係者の方でしたらたしかにいい心持はしないでしょうが、わたしは基本的に弱者の側に立ちたいとおもっています。
弱者とは言わば患者です。
一方的な主張ということで反省頻りですが、手前勝手ではありますが情報という意味で捉えていただけたらとおもいます。
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