Re: 大人になってからの麻疹
病原環境論/医療
2005/8/25
大人になってかかった麻疹は、抵抗力が落ちている時にかかると(一番はストレスです)重症化しますし、妊娠中にかかると、胎児の先天性の病気にかかる恐れがあります。母親の免疫がないと、抵抗力がないので生後5ヶ月までにかかると重症化し、死に至ることもあります。また麻疹にかかった時に決して解熱剤を使わないで下さい。昔は麻疹に解熱剤は禁忌(使うと悪くなる)であることはよく知られていたのですが、麻疹が見られなくなった現在、それを知っている医者特に内科医が多く、小児科医もいます。22歳で麻疹にかかり、解熱剤づけにされて死亡した事件にかかわりました。母親に免疫がなければ、胎児からかかりますし、5〜6ヶ月までは重症化しやすいです。のびのび育っていれば、6ヶ月以後なら軽く済む率は高くなりますが、兄弟にかまわれたり、ストレスがあると重症化しやすいです。叱らず、のびのび育てて下さい。しかし、将来海外へ修学旅行や留学、ホームステイなどに行くことがあるとその時に予防接種を要求されます。大人になってからの麻疹は、一般にストレスのある人は重症化しやすいし、くよくよせずのびのび生きている人は軽くすみますが、前記の問題は残ります。大人になっても、ど予防接種も妊娠中以外は接種できます。小児科関係の医療従事者は、就職時に検査して、免疫がなければ予防接種を受けることが多いです。ようやく麻疹による死亡者がなくなりつつあるようですが、油断のできない病気で、安易に考えてはいけません。麻疹にかかると、その間、免疫が低下するようで、他の感染症と違います。
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