ホメオパシーの話題でふと思うこと
haripo/医療
2005/10/26
子供が成長の過程で経験する日常的な病気や不調は、破綻の結果ではなく、必然のある前向きなものだと考えます。

1 成長としての病気

例えば免疫は実際に病原菌に遭遇して、免疫系を強化させます。感染を経験することが免疫系の成長といえます。
小さな子供がなんだかわからないけど熱を出した。
それは確かに病気なのだけれど、一方でそれは必要のある経験でもあり、その病気は成長の一場面と見ることもできるかと思います。

2 調整としての病気

疲労やストレスによって風邪をひくことがあります。
ところで、風邪の一原因が疲労というのなら、風邪から回復するには疲労の解消が必要になります。
だとすれば風邪をひくことが、それまでの体に対する不自然の蓄積(疲労)を清算する機会になる。

病気というのは健康と反対の状態というのではなく、健康でも病気をする。
免疫系が不十分な子供は当然いろいろ病気(感染)を経験しますが、それは不健康だからではなく、正常(健康)だからです。
食べすぎで下痢をしたといっても、それはお腹を壊したのではなく、お腹が正常だから、保護機構として調整をしている。
成長のためや、体を回復させるための病気を、いちいち故障のように捉えない。

最近ホメオパシーが話題に上りますが、このような考え方が理解できないと、なかなか使いこなせないと思います。


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