Re: 副作用について
かばきち/母親
2005/11/15
みんくるさん、こんばんは。
かばきちです。
> ところで、今回取りざたされた「副作用」ですが…
> そもそも「副作用」というのを、かばきちさんは
> どのようにお考えでしょうか?
>
> 不都合な作用のことでしょうか?
> 予期せぬ作用のことでしょうか?
私は、医療関係者でもなんでもない、ただの一般の人間なので、普段思っている通りを書きますね。
私は、「副作用」というのは、薬を飲んだときに、その薬に患者(もしくは医療者?)が期待する「効果」以外に、その薬を服用したことにより体に与えられる、望んではいない「作用」のことと思っています。
つまりは、本来のぞんでいない「害」です。出来れば、そんなものゼロであって欲しいと思っているものです。
上の二択から、選ぶとすれば、「不都合な作用」になるでしょうか?
「予期せぬ作用」と、みんくるさんが言われるのは、
薬を服用した側が「そんなはずじゃなかったじゃないか!」というように思っている場合のことをさすのでしょうか?
たぶん、一般の人間は、薬には何らかの副作用という「害」があるものである、という漠然とした知識は持っていても、一つ一つの薬に対して、これにはこんな副作用がある、ということは突っ込んでは考えないと思うのです。
また、そのような説明を受ける機会もあまりありませんし。
「薬を飲めばなおる」
それが、薬に対して抱いているイメージなのではいでしょうか?
だからこそ、薬を飲んで、逆に健康を害するといったような不都合が生じたときには、「こんなはずじゃなかった」と思うはずですし、その薬に対して疑問を持ちます。
> これは是非とも、みなさまにも考えていただきたいと
> 思います。
>
> 先ほど申しましたように、タミフルとは
>
> インフルエンザウイルスが、その繁殖に使用する小道具
> 「ノイラミニダーゼ」を阻害するお薬
>
> です。
> そしてそれ以上でも以下でもありません。
>
> そしてこれも先ほど書きましたが、
>
> 「既に繁殖したインフルエンザウイルスを
> 死滅させる働きなど持たない」
>
> のです。
>
> タミフルを飲む、という時点で、
> 既にインフルエンザウイルスが体内に蔓延しているのは
> お分かりだと思います。
>
> そして、タミフルには、その時点で体内に蔓延する
> インフルエンザウイルスを死滅させる働きなど
> ないのです。
>
> 今回のケースは副作用だと報じており、皆さんも
> そのようにお考えのようですが…
>
> タミフルの効果範囲外の存在である、
> 既に繁殖したインフルエンザウイルスが、
> 今回の症状を引き起こした可能性が
> 全くないわけではないのです。
> (その可能性が高いことも
> 先ほどお話させていただきました。)
>
> 私はここで、タミフルに副作用がない、ということを
> 言いたいのではありません。
>
> タミフルの副作用をそれほどまでに心配なさる方々が、
> なぜインフルエンザウイルスの働きについて、
> そこまで話題にしないのか?
> それを危惧しておるのです。
>
インフルエンザについては、2つの考え方があると思っています。
1.普通の風邪とはまったく異なる、非常に恐ろしいまったく別な感染症である
2.インフルエンザはそれほど恐れるべき感染症ではない。
インフルエンザも「風邪」である
私自身は、自分と子供の経験から、インフルエンザは確かに重い風邪だが、ほかにも同じくらい重い症状の出る風邪(と総称される疾患)がある、と思っています。
インフルエンザウィルスの働きについてですが、恐れられているインフルエンザ脳症は、日本での発症が非常に多く、欧米ではあまり見られない。そのため、日本でよく使われている薬と関係があるのではないか、という意見を目にしますが、これについては、みんくるさんはどう思われますか?
私自身は、インフルエンザウィルスの感染に、何らかの薬剤の投与が原因となって脳症を引き起こすのではないか?と思っています。ボルタレンなどの鎮痛解熱剤以外にもです。
私事ですが、一昨年のシーズンに2人の子供がインフルエンザにかかりました。そのとき、私は一切薬は使わなかったのですが、子供たちはまったくおかしな行動は見せませんでした。
家の子供のことだけでほかに比較例がないので、参考にもならないかもしれませんが。
> タミフルは、インフルエンザウイルスの繁殖過程を
> さえぎる為に開発され、そして使用されているお薬です。
>
> そのお薬を、特効薬と言われれば無批判に飲み、
> そのお薬を、副作用があると言われれば叩きまくる…
>
> 自分はロシュでも中外の人間でもありませんし、
> 免疫力を高めることを日々説く側の人間で、
> 対症療法薬は批判的な人間ですが…
>
> 本当に悲しくなってきました。
> 本気で涙が出てきました。
>
> インフルエンザから人々を守ろうと、
> マウスを何百何千と殺し、
> 自分の良心を麻痺させてまでがんばってきた人達が
> あまりにもかわいそうです。
すみません、この部分には、ちょっと賛同しかねます。
タミフルの服用によって、亡くなったかも知れない方がいるのです。たとえ、因果関係が証明されていなくても、まだ、可能性はあるわけですよね?
人の命が失われた事実がある、その引き金になったかもしれない薬がある、そのことを知らせたい、次に同じようなことが起こってほしくはない、このような事例が起こるかもしれないことを投薬するときに、事前に伝えてほしい。
そういう気持ちで、亡くなられたお子さんのお母さんは、因果関係が証明されていなくても、声をあげたのです。
それなのに、開発者のことを思って…というのは、当事者に対する配慮がなさ過ぎませんか?
マウスをたくさん殺すようなつらい思いをして開発した薬であれば、がんばってきた人がいれば、簡単に批判してはいけないと言うことに聞こえますが、私の勘違いでしょうか?
私たち薬を使う立場のものは、開発者の苦労まで考えて、薬を受け入れなければならないのですか?
一番大切なのは、人の健康を守ること、ではないのですか?
食べ物だって洋服だって、何だって、どんなにがんばって作っても、使う側に受け入れられなければ、売れませんし、売り手は別なものを開発するでしょう。
薬の開発には莫大な時間と費用がかかるそうですから、一般の商品とは比較にならないかもしれませんが…。
>
> 大本の原因である、
> インフルエンザの怖さについて、
> 免疫力というものの重要性について、
> まずはマスコミにがんばってほしい。
>
> 私はそう思うのですが…
>
「インフルエンザの怖さ」を必要以上にあおりたてることが、タミフルやワクチンに人を向かわせているように思います。
マスコミの影響力は偉大です。
しかし、その情報を的確に受け止め、自分で判断できる力を私たち自身がきちんと身につけておかなくては、と思います。
かなり感情的になって書いてしまいました。気分を害されたようでしたら、お詫びいたします。
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