Re5: ワクチンが有効というデータはたくさんありますよ
まつ/父親
2005/12/4
こんにちは。

> もう少し詳しく書きますと、論文を読んで頂けるとお分かりになると思いますが、この論文は過去の16の調査がまとめられているメタアナリシスで、とりあげられている調査は全て無作為化試験です。今ではRCTはコンピューターの乱数による無作為化ですから、「この子は丈夫そうだから接種群にいれよう」などという医師の操作はできません。


ということは、かなり参考にしてもいい調査と考えるべきですね。とても有益な情報、ありがとうございます。ただ、あと二つばかり、新たな疑問点が出てきました。

> 話を戻します。各研究はアメリカ、イタリア、ロシア、キューバ、カザフスタンでの研究を含んでおり、偶然その地方だけが効いたという地域の偏りもありませんし、研究が行われた年も1990年から2003年までさまざまですから、年代による偏りもありません。あえていえば日本人が含まれていない偏りぐらいでしょうか。


一つめは、全ての調査を抜き出したのか、という点です。「効果がある」という結果が得られた調査だけを選択的に集計している、ということはないでしょうか。

> まだありますが、これらのうち。「インフルエンザ様症状」というあいまいなエンドポイントではなく、インフルエンザの診断を血清で確定診断している研究の数字を合計したものが、


二つめは、血液抗体の上昇で判断すると、ワクチン接種グループの罹患率が低くなる傾向が現れないか、という点です。つまり、ワクチン接種グループは、比較前にすでに血液抗体が上昇しているわけですから、実際にインフルエンザに罹患したとしても、ちょっと血液抗体値が上昇しただけだと、罹患したとは判断されにくい。これは、とある論文の受け売りです。

> 私はワクチン推進派でも否定派でもありません。接種しても2%はインフルエンザにかかり、接種しなくても85%がかからないのですから、この数字をみて個人がそれぞれ考え、利用するかどうかを決めればよく、全員の意見を統一させる必要もないと思います。


これには全く同感です。ただ、日本では、普通の親が判断するのがとても難しくなっているのが実情です。なぜなら、バイアスがかかった多くの調査が公表され、それを医療関係者が批判的に検討することなく受け入れてしまい、そして、それを基に、親たちに積極的な接種を迫ってくるからです。

最後に、もしお時間があれば、以下の論文の評価をお聞かせいただけると幸いです。これは、先ほど書いた「とある論文」のことです。

「インフルエンザワクチン効果にエビデンスはあるか?」
http://www.kangaeroo.net/D-maebashi-F-view-r-R-no-199905_evidence.html


7)レス  9)スレッド