Re: 抗体検査
まつ/父親
2006/1/6
こんにちは。

> 年代的に風疹にかかったのは母の勘違いでも、風疹の予防接種は受けているはずですが、終身免疫でもないので抗体はないのですね。


別の視点からの問題提起です。確率論で引き合いに出される有名な例を書いてみますね。

今、1万人の人がいます。

そのうち、○○病の抗体を持っている人は99%とします。その抗体が、自然感染によるものか、予防接種によるものかは問いません。すると、次のような内訳になります。

A. 抗体を持っている人 … 9,900人
B. 抗体を持っていない人 … 100人

ここで、この人たちに、抗体検査をしてみることにします。

ただし、どんな抗体検査でも、100%正確な結果を出すことはできません。この○○病の場合、抗体検査の正確性は99%であり、1%は実際とは反対の結果が出てしまうと仮定しておきます。

すると、抗体検査の結果は、以下のようになります。

A. 抗体を持っている人 … 9,900人
  そのうち、
    (+) 抗体検査がプラスに出た人 … 9,801人(9,900人×99%)
    (-) 抗体検査がマイナスに出た人 … 99人(9,900人×1%)

B. 抗体を持っていない人 … 100人
  そのうち、
    (+) 抗体検査がプラスに出た人 … 1人(100人×1%)
    (-) 抗体検査がマイナスに出た人 … 99人(100人×99%)

ちょっと整理し直してみると、
A.(-) 抗体を持っているのに、抗体検査がマイナスに出た人 … 99人
B.(-) 抗体を持っておらず、抗体検査がマイナスに出た人 … 99人

さて、Aさんの抗体検査の結果は「マイナス」でした。この結果をどう解釈し、どう行動すべきでしょうか?

# ちなみに、風疹の抗体を持っている成人は9割程度とそれほど高くないので、上の例ほど悩ましい状況には陥りません。


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