Re6:インフルエンザになったら?
はま/医療
2006/2/6
はまです。

>インフルエンザの高熱でも、幻覚をみたように変なことを

>口走るケースは多いようですね。


高熱になるとウイルスや微生物を攻撃するための、
インターフェロンなどサイトカイン類がで出るために、
うわごとをいったり、幻覚がでたり、せん妄状態になる
ことがあります。
これは、インフルエンザにかぎったことではありません。
普通のかぜでも、理論的には十分ありえます。
(具体的に該当する例は記憶にはありませんが)
肝炎の治療に使うインターフェロンでは多数の報告があります。

>ですから、おかしな行動をとったからといって、

>すべてをタミフルの副作用だと決めつけるのは無理がある

>と思います。


そのとおりと思います。

> ただ、タミフルを服用した場合、症状が改善に向かうなかで

>も、幻覚をみたり、---があるようです。

>「2月5日の子」さんのケースでも、

>こうした印象を受けます。


まったくおっしゃるとおりです。

このカンガエルーネットの以前の書き込みなども含めて
薬を全く飲まずに、異常行動やせん妄状態になった方が
8人いました。そのうち1人を除いて、他はすべて、
高熱状態で症状が出ていました(一人は発熱がもともとなし)。

一方タミフルを服用した場合には大部分が、ピークを過ぎて
解熱した後、あるいは解熱の途中で発症していました。

その点が決定的に違います(統計学的にも有意でした)。

異常行動を否定している専門医は、タミフルは乳児以外、
膿の中には入らないといいますが、その専門家が、
低体温(たとえば32.2度にもなる)が起きることは、
認めています。
低体温は体温調節中枢に影響した結果ですから、
タミフルが脳中にはいっていることは確かなことなのです。

>ですから、タミフルの副作用は

>心配いりません、と患者に断言してしまうのも危険だなぁ

>と思っています。


極めて危険なことです。
厚労省の安全性部会で否定的とされた死亡例の報告
(42例中2例をのぞき、否定的)が公開されています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/01/dl/s0127-9d02.pdf
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/01/dl/s0127-9d03.pdf

これを。検討してみました。

こどもの14例中1人はタミフルの関与は完全に否定できます
(ボルタレンの脳症です)し、2人は情報不足で判定が難しい
ですが、あとの11人は、タミフルによる可能性が濃厚と
思います(2月5日の子さんも入っています)。

大人の場合も、かなりの人が関係濃厚です。呼吸困難から
心肺停止で死亡する例が多いようです。

呼吸困難で、意識も無くなったけれどもかろうじて
死ななかった例が厚労省でも報告されていますが、
NPO医薬ビジランスセンターには、そうした状態と
同じ程度の方からの相談も入っています。
その方の場合は、幸い何の後遺症も起しませんでしたが
死亡されたかたもいます。
死亡と、何の後遺症も残さないのは紙一重という感じです。

薬理学、毒性学の常識から、関連は濃厚ですので、
軽くは見ないようにしてほしいと思います。

詳しい報告を準備中です。

はま


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