Re3:妊娠中のタミフルについて
knowtochang/研究
2006/2/17
こんにちは。
流産をされたお母さんの辛い状況を思うと、胸が痛みます。
病院のいいぶんは、基本的に「胎児死亡の原因はタミフルとは言えず、何が原因だかわからない。」ということだと見受けられました。流産の原因を断定することは、現実的には不可能ではないでしょうか? ですから、原因について議論しても平行線を辿るのは、自然なことと思います。病院としては、タミフルが原因ということは、認められないと思いますし、実際に、原因は明らかにできないと思います(それでも、可能性がある以上、タミフルの妊産婦投与の有害性の有無については、きちんと広く論じられるべきだと思いますし、可能であれば、動物実験などで胎児に対する有害性について更なる研究が期待されます。)
はっきりとしている治療行為における問題点は、くじらさんの書いてくださった、使用上の注意を無視したことにあるのではないでしょうか?
>5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
>(1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている。]
>(2)授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。]
上記では、「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ」とあります。「インフルエンザだろう」という推測のもとで、タミフルを妊婦に投与した行為は、有益性どころか治療上の有効性さえも確認することなく、タミフルを投与したということですよね?
統計がないだけだから、タミフルを妊産婦に投与しても問題ないという意識(があるとすれば、それ)は、改善するべきだと私は思います。胎児がタミフルによって受ける影響は、未知ですが、胎盤通過性(ラット実験結果)を考えると、安全性試験が無い限り、可能な限り回避されるべきだと思います。
胎盤通過性は、極端な話、「お母さんが日本酒を飲んで酔っ払ったら、子供にはウォッカを一気飲みさせるくらいの強い影響がある」くらいに意識してもいいんじゃないかと思います。
私見ですが、全ての関係者の皆様に、母体に対する治療上の有益性が上回る場合を除き、安全性が確立していない投与法を可能な限り避けられることを願ってやみません。
長文失礼しました。
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