Re3: おたふく風邪の予防接種
栗原/父親
2006/2/28
> そして自分が調べた限りでは、今の単独予防接種になってからは髄膜炎の発症率が違いすぎるのです。・・・
この部分がどのような脈絡かよくわかりませんが、「単独になってから」とあるのは、MMRとしてのおたふくかぜワクチンと単味のおたふくかぜワクチンとで髄膜炎の発症率が前者で大きく、後者でかなり低いという読み取り方でいいのでしょうか。だから現在のワクチンはMMRより安全ではないかということをいいたいと理解していいでしょうか。
もしそうだとすると要注意、両者の発症率は違って当然といってもいいかもしれません。MMRの場合、先ずはしかワクチンウィルスが増殖するそうです。それにより子供の免疫が低下する時期におたふくかぜワクチンウィルスが増殖して髄膜炎が発症するという考え方があるようです。そうなると混合したことが発症率を高くした可能性があります。おたふくワクチンが同一、同質であってもMMRで高く単味で低いのは当然なのかもしれません。もし、その違いからワクチンが改良されているとお考えでしょうか。それなら要注意です。そうではないワクチン改良の事実があるなら教えていただけませんか。
もうひとつ重要なのは、同じ土俵で比較できないかもしれないということです。MMRの時は、法定接種でしたし1989年10月以降は事故多発で積極的に副反応情報が集められました(保健医療局:当時、今の健康局)。ところが任意接種の副作用情報は薬事行政上のルート(医薬食品局)で集められますが強制力が弱いのでどれほど集まっているかわかりません。現行の薬事法の施行で報告が「すべての医療機関で義務化」されたといわれていますが厳密な意味の義務ではなく、報告しなくてもよいものだと見られます。だから発症率が低く出ているかもしれません。もちろん全国的な接種数の把握もありませんから出荷量、生産量などで計算するしかないようです。
概数ですが、MMR(’89.4〜’93.4)接種180万人超で1700人超の髄膜炎報告があったのでおよそ1000人にひとりとなります。昨日書いたメールで被害認定が1,040人といいますのは、救済制度を知っていて実際に申請した人で、死亡や難聴、髄膜炎、その他さまざまな被害を含む数です。手元に資料があるので集計すれば正しい数字がでますが・・・。
最後にひとこと、ムンプス難聴の発生率が意外に高いということですが、交通事故にあう確率と比較することはできるでしょうか。冗談めいたかもしれませんがつけたしました。もちろんワクチンの被害の確率も含めてのことです。
15年程前に単味のワクチン接種後に難聴を発症した方を知っています。(この方は機構の救済を受けることはできませんでした。)
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