Re4: おたふく風邪の予防接種
静岡より/父親
2006/2/28
最初にこちらの掲示板を運営されている方々、そしてレスを頂きました方々、誠にありがとうございます。改めて御礼を申し上げる次第です。自分には書きすぎた箇所がありましたこと、特に実際の予防接種等の被害に会われた方々の神経を逆なでする書き方があったこと、この場を借りて改めてお詫び申し上げる次第です。
栗原さん、データを詳しくまとめて頂きまして誠にありがとうございます。大変な手間がかかったことと存じます。
ご指摘頂いていること前段はその通りですが、自分がこちらに投稿する以前より引っかかっていること、その為にあえて <違いすぎる> ということばで書かせて頂いておりますが、
>もうひとつ重要なのは、(中略)だから発症率が低く出ているかもしれません。もちろん全国的な接種数の把握もありませんから出荷量、生産量などで計算するしかないようです。
という所です。単独予防接種の場合、自分が調べても通常の自然感染で発症する髄膜炎などの合併症発症率よりも低いことを示すデータ、そして予後が極めて順調なことを示唆するものが多いです。栗原さんの言われる所もあるかも知れませんが、余りにも多すぎるように自分には思えます。自分は医学的な裏付けが乏しいのでその理由は判りませんので、発症率が違いすぎると連呼したのは早計であるとご指摘あることもっともですが、こちらの投稿で単独予防接種に変わってからの合併症の発生率、症状の重さの違いをという視点から、おたふく風邪の予防接種を論じている投稿が少ないように見受けられましたので、書いている次第であります。
何方かこの理由を知っている方がいらっしゃいましたら大変助かります。
さて、ムンプス難聴の発症率です。
こちらは小児科医を中心に、従来通説の発症率以上に多いぞということに気がつき、改めて調査を開始したという印象を自分は持っております。その理由は一般的に言われていることをまとめると以下の通りです。
1:おたふく風邪の発症が幼児期に集中している為、合併症であるムンプス難聴も幼児に多いこと。(最近ではお子さんからうつされた母親のムンプス難聴の発症もあることも言われていました。)
2:おたふく風邪は幼児の場合、不顕性感染(ふけんせいかんせん)があり、おたふく風邪ということが判りにくこと。因みに自分の子供の場合がそうです。
3:ムンプス難聴の場合、殆どが片耳の高度難聴(失聴が殆ど)であり、片耳が聴こえる為に幼児の片耳が聴こえないことに気がつきにくいこと。(数年たって小学校に上がる児童健診で見つかることもある)
4:片耳が聴こえることもあり、医学的に調査の対象から軽視されていた。
その結果、Everberg G:Deafness following mumps. Acta Otolaryngol 48:397-403,1957の20,000人に1人の発生頻度と報告(コペンハーゲン)を代表とする結果が小児科の教科書として使われていたのかも知れません。
小児科の教科書で従来より高いことを明記している記載です。
1:0.2%〜1.1% 小児の治療指針(診断と治療社)2002
2:0.4%外来小児科学(東京医学社)1993
そして著作権の話があると思いますので、まとめて書きますが実際に調査された報告です。
1/184〜1/533(6氏の方が1980年〜1995年にかけて調査されたものです。)
こちらも著作権の話がありますので英語の論文より抜粋します。
信頼区間95%です。日本のムンプス難聴発症数です。
300人(1987年)、400人(1993年)、650人(2001年)なお、2001年には参考文献の中で他に突発性難聴2500人のうち半数をムンプス難聴と推定するというものがあります。
ムンプス難聴の発症率も従来言われてきた数万分の1ではなくて、もっと高いことを示唆するデータ報告があるように思えます。
ムンプス難聴が従来言われた発症率より高いことを示唆するデータがあること、そしてNo.5052でマユさんが訴えていることがあることを改めてここに記述させて頂きたき。
また、最後になりますが、自分がこちらへの投稿に踏み切った理由、それはNo.5052のマユさんの投稿にある中学生のBBSを読んでからです。お子様の親以上に、本人は辛いということを改めて痛感したからです。そしておたふく風邪には3〜4年の発症の周期性があり、昨年から今年に掛けては、大変くどいですが発症のピークとなり、これ以上自分達と同じような方を増やしたくないからということです。
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