Re10: おたふく風邪の予防接種
静岡より/父親
2006/3/1
こんにちは、横からすみません。1点確認でございます。
>子供のあいだに罹っておけば、大人になってからの自然感染、難聴リスクは確実に低減できます。
自分は子供の病気を中心とする育児サイトであるということを念頭に置き、幼児期のことに話を絞って投稿しておりました。この大人の話をすることを自分自身が避けていた背景は、幼児期ムンプス難聴の発症数(率)と、大人のムンプス難聴の発症数(率)を把握していなければできないと考えていたからです。まつさんの方は、ムンプス難聴に関して、幼児期の発症と大人の発症を比較したデータをお持ちなのでしょうか?
子供のムンプス難聴発症後、自分は地元の小児科を含めて、出張の度、また時間を作って遠方の小児科に直接足を運ぶということをしました。その中で、研究会などで母親のムンプス難聴を含めて思っていた以上に大人のムンプス難聴が多いぞと話題になっていると言われていた小児科医の方がいて、そのデータを個人的に開示頂けないかお願いしていた所ですが、大人になっても多いということを示唆するデータがあるとすると、話は違ってくると思います。
おたふく風邪は唾液を作る所を痛めつけます。そして唾液を作る所と内耳が近いため、外有毛細胞、内有毛細胞という内耳の中でマイクに相当する所(音を拾うところ)を痛めつけます。そのため、一時的に聴力の低下を発生させることが健聴者でもある確率で発生します。そして内耳の有毛細胞がムンプスウィルスでダメージを受けすぎた場合、有毛細胞は再生しないので感音難聴になると説明を受けています。
この唾液を作る所と内耳との位置関係は、大人と子供では違いませんから、同じような確率でムンプス難聴を発症することを指摘したい。大人でムンプス難聴が少ないように見えるのは、幼児期のおたふく風邪でムンプス抗体を持っている人がいるので、ムンプス抗体を持っていない大人の母数が幼児期の母数よりも減っている(ムンプス抗体を持っている人の分)から、大人の発症数が少なく見えるだけで、発症率にしたら変わらないのではというご意見でしたが。
幼児期と大人のムンプス発症率が同程度であるとしたら、生涯の発症数は変わらないと思いますが。そういったこともあり、幼児期ということに絞って話をしておりましたが、まつさんの方に、大人のムンプス難聴発生率が低いよと示せる何か情報があるのでしょうか? 無いとしたならば、自分が話題を避けていたように早計ではないかと思いますが。
欧米諸国はこういったことを知っているからこそ、アメリカでは生後12ヶ月から15ヶ月に1回目のワクチンを、そして4歳から6歳にかけて2回目のワクチン投与をして生涯免疫をつけさせようとしているのだと自分なりに推論してたいのですが。その結果が米国において2003年のおたふく風邪発生が231人という結果になったと個人的にはそう思っていたわけですが。もちろんこのアメリカの方法が副作用などを考慮するとベストではなく、我々は我々の任意予防接種の仕組みの中で正しい選択をしなければならないと思っていたのですが。
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