Re: てんかんの疑い
お山の人/他
2006/8/2
いきなりてんかんでは?等と言われて、さぞや戸惑われていることと思います。
てんかんという病気は、脳に伝わる電気信号が突如として異常な活動を起こし、その結果として様々な症状を起こす病気です。
WHOのてんかんの定義は「種々の病因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な放電から由来する反復性の発作(てんかん発作)を主徴とし、それに変異にとんだ臨床症状および検査所見をしめすもの」とあります。
電気信号の異常が起こす発作の代表的なものとしてけいれんがありますが、けいれん=てんかん発作ではありません。
通常、てんかんの発作で思い浮かぶのは、ばたーんと倒れてけいれんを起こすタイプかと思います。これは「大発作」と呼ばれるもので、このほかにも、一瞬の意識消失により行動が止まるが、短い時間なのでほとんど気づかれない「小発作」、筋肉のぴくぴくとしたけいれんを伴う「ミオクローヌス発作」は、全般発作に分類されます。
又、部分発作と分類されるものもあり、これは意識障害を伴わない「単純部分発作」と、意識障害を伴う「複雑部分発作」があります。
お子さんをてんかんではと判断した養護教諭は、この単純部分発作を疑ったのではと思われます。
単純部分発作の症状は様々で、体の一部がけいれんしたり、しびれや幻聴などの感覚発作、いきなり怖がったりする精神発作、腹痛や頭痛などを伴う自律神経発作などがあります。
単純部分発作に限らず軽症の場合、脳で電気運動異常が起こらなければ、日常生活に支障はないようです。
現状で、お子さんがてんかんなのか、そうではないのか、判断する材料は非常に乏しく、やはりかかりつけ医の意見の通りに、一度診察をして貰えば安心なのではないでしょうか?
おそらく脳波測定になると思いますが、特に苦痛を伴う方法ではありません。安心を買うと思って、専門医に相談をすることが、一番早い解決方法だと思いますよ。
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