発熱について
haripo/医療
2004/2/29
みなさんこんにちは。

私は、発熱についての考えをまとめているとこなのですが、発熱は、特にみなさんの感心の高いテーマだと思います。
そこで、まだ未完成の段階ですが、内容や表現についてなさんの意見をお聞かせいただきたいとおもいつきました。
お付き合いいただける方よろしくお願いします。

発熱とは体の防御機能です。

そのほとんどは「病気にやられた」ために発熱しているのではなく、「病気と闘う」ために自ら体温を上げています。

発熱の機能(メリット)

)発熱は免疫系を活性化させる刺激になります。

)体内環境が高温になることで、細菌等の増殖が抑制されます。

)発熱のために代謝がたかまります。

通常は「解熱」のための手当ては必要ありません。市販の解熱剤であろうが、漢方であろうが、ホメオパシーであろうが不要です。治癒のためには熱をコントロールしようとする発想そのものが必要ないと考えられます。

病院で処方される解熱剤は、治すことを目的とするものではなく、本人の苦痛と、見守る人の不安を解消するためのものと言えます。

医師の中にも、「解熱剤の使用は、発熱と解熱を繰り返す結果になり、体力を消耗させ、経過とって悪影響だとし、解熱剤を簡単に処方しない方がいます。

家庭での手当てによってコントロールできるような発熱は、そもそも良性的な発熱です。注意を要する発熱は容易に解熱などしません。つまりコントロールできるようなものはコントロールの必要もなく、コントロールできないものは緊急性があり家庭では対処できないといえます。

では、解熱が必要と考えられるケースはどのようなときなのでしょう。

1 体温の上昇によって、むしろ菌の増殖に有利な環境になる場合。

例えば肺炎の原因になる「レジオネラ菌」は40度くらいの温度がもっとも増殖するといわれています。

このようなケースでは、発熱が体にとって有利な状態といえるのか深い検討が必要でしょう。

2 体温をコントロールする機能に異常がある場合。

感染の影響が中枢神経系におよんで、体温の調整が不全になったような場合には、解熱の処置が必要でしょう。

なお、解熱が必要なケースは、家庭看護の域をでております。

最後に、解熱の処置をしないと病が悪化するのではないかと考えるのは、根拠のない思い込みです。

発熱に強くこだわることをやめて、経過をみることができるようになると、いままでよりも落ち着いて看病ができるようになるとおもいます。


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