不活化ワクチンと異型麻しん
ホバブ/医療
2006/10/22
ゆみさん

> 「最大27.3%」の「最大」の意味はよく分かりませんが、


 麻しんワクチンは、開発したメーカーによって、株の性質が異なり、発熱の頻度が異なります。
 実際に予防接種を受けた子供さんが、発熱する率は、もっと、低いと感じています。
 少なくとも、麻しんウイルスに感染して、麻しんを発病した場合、発熱する率は、ほぼ100%で、1週間以上、発熱が続くことが多いです。

 麻しんウイルスは、元々、長期間、発熱をもたらすウイルスの為、生ワクチン(L:live vaccine)の発熱の副作用を克服する為に、
 あらかじめ、不活化ワクチン(K:killed vaccine)を注射してから、生ワクチン(L)を注射するKL法で、予防接種を行った時代もありました。
 しかし、KL法で予防接種すると、自然感染で、麻しんを発症すると、異型麻しんと言って、高熱、異常な発疹、肺炎併発など、重症な経過を辿ることが判明し、1967年頃以降、KL法は、行われていません。

> >  なお、ミールビック(阪大微研-田辺製薬のMRワクチン)の場

> > 合、発熱は、中等度以上(38.1℃以上)は36例(17.6%)、高度

> > (39.1℃以上)は12例(5.9%)であったと、添付文書に記載され

> > ています。

> 17.6%と5.9%を足すと23.5%。


これは、誤解です。
 38.1℃以上の発熱が、17.6%と言う数字には、39.1℃以上に発熱した症例の数(5.9%)も含まれています。
 38.1℃以上39.1℃未満の発熱は、17.6-5.9=11.7%です。


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