BCG接種による副反応
ホバブ/医療
2007/2/5
>ツ反をせずBCGを受け、事故が起こったという報告はないのでし
>ょうか。


 BCG直接接種は、平成17年から行われていますが、ツ反をせず、結核菌に自然感染していた児にBCG接種をし、問題になった事例を、私は、聞いていません。
 乳児にBCG接種を行う目的の一つは、結核菌の血行感染による結核性髄膜炎や粟粒結核を予防することですが、これらの疾患を発病した場合には、症状が現れます。

 BCG接種による副反応として重篤なのは、骨炎・骨髄炎や、全身性播種性BCG感染症ですが、近年では、毎年、1症例程ずつしか、報告されていません。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/09/s0929-7.html

 現行法では、BCG接種の期間は、生後0日以上6月未満ですが、新生児時期に接種すると、血行感染を起こし、骨髄炎などを起こすリスクが高くなると言われます。
 また、6カ月前だと、先天性免疫不全症があっても、気付かれずに、BCG接種をしてしまうおそれがあります。

 なお、日本では、BCG接種は、管針法による、所謂、「はんこう注射」で接種(経皮接種)が行われますが、海外では、新生児時期に、皮下注射で接種を行う国が多いようです。
 日本のような管針法だと、成長して痕が残らないこともありますが、海外(南米)から移住して来た人には、肩の部位に、種痘痕のようなBCGを皮下接種した痕が残っている人がいます。
 日本のBCG接種は、海外より安全性が高いと言われています。


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