Re7: 麻疹(はしか)の死亡者数
まつ/父親
2004/3/23
こんにちは。
> ●医学書院/週刊医学界新聞
> 第2509号 2002年11月4日
> http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/12/s1213-5d.html
> で見ると、全国民を対象とした統計したものではなく、沖縄の多かった人数を元に全国平均出してますよね。
すみません、どこの部分でしょうか?
「2)国内の麻疹による死亡者」では、人口動態統計が使われているようです。
> ○ 過去20年間に麻疹が死因として報告された死亡者数
> http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/s0328-2a.html#siryou1
> の数字に近いような気がします。
これも人口動態統計ですね。
> 麻疹にかかっても、定点で観測している病院でない病院で治療してカウントされなければ「0」。定点観測している病院で治療しても間違えて正しい報告でなければ「0」(信じたくないですけどね)
これは、麻疹の死亡者数を過小推計しているケースですね。当然、逆に過大推計している可能性も考えられます。
一般論でいえば、定点観測地点数は多いので、それほど大きな誤差は生まれないはずです。ただし、定点観測として採用している病院に偏りがある可能性は考えられます。例えば、大病院は必ず採用されているでしょうから、麻疹の死亡者はかなり補足できているはず(重症化すれば大病院に転送されることが多いから)。一方、感染しても軽快した人は、近所の小さな病院ですますでしょうから、なかなか捕捉できません。ですから、定点観測から割り出される、感染者数と死亡者数の関係(死亡率)の解釈が難しくなります。
> 「人口動態統計」
> http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii01/index.html
> で見たのですが、「沖縄の麻疹の人口動態統計」ってどこに出ているのでしょう〜。
ホームページ上でアクセスできるのは、ごく一部ですね。どうしても調べたいのであれば、国会図書館や大学の図書館などに大元の統計集があると思います。3分冊になっていて、下巻の「第8表 感染症による死亡数、死因・都道府県別」に掲載されています。これを各年ごとに調べます。集計する際の注意点としては、1990年代の終わりごろに、それまで「麻疹」ひとくくりだったのが、「麻疹(成人麻疹を除く)」と「成人麻疹」に分けられるようになったことです。
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