Re2: 1才未満の乳児がタミフルの服用について...
まつ/父親
2004/3/30
こんにちは。

> タミフルをラット(だったと思います)に普段使う量の50倍程度の量をのませたところ、後遺障害が残った・・という実験です。あくまでねずみの実験で・・であって、実際に内服した乳児に起こったものではありません。また、50倍という量も・・普通ありえませんよね。(注!実験と経緯については簡単に、かなり省略して大筋のみ言っています)


確かに何十倍の量を投与して副作用が現れたからといって、通常の量での使用で同じように副作用が現れるわけではないと思います。それに、ネズミがそうだったからといって、人間にも同じように当てはまるわけではありません。

しかし、こうした検査の目的は、薬と副作用の因果関係を明確にすることにあると思います。副作用が現れたり現れなかったりする人がいるわけで、いまのところ、その理由はよく分かっていません。アレルギーとの関連を言う人もいますが、そうでないケースも多い。であれば、副作用の因果関係が明らかになった以上は、誰にでも副作用が現れる可能性があると考えておくべきだと思います。

ちなみに、このタミフルの問題は、今年の1月10日ごろから報道されています。この時点では、「投与しないように」との指示は出ていなかったようです。実験では500倍の量が投与され、「脳の防御機能が未熟だから」という可能性が指摘されていました。なお、それまでも、添付文書には「1歳未満の患児に対する安全性は確立していない」と書かれていたようです。

> 薬の重大な副作用の報告があった場合は、すぐに各医療機関に緊急報告が送られてきますが、タミフルについては今のところそのような報告は無かったと思います。


きちんとした実験によってではなく、実際の処方過程を通じて、薬の副作用だと判断することは、非常に難しいと思います。患者が薬の副作用を疑っても、お医者さんの方が認めないケースも多いですし。。新しい薬ですから、「重大な副作用の報告がない」ことを過信すべきではないと思っています。

> 私は、タミフルの副作用って人間に投与してでてきたことではないのに、逆に脳炎等の心配な1歳未満児に投与できないのはおかしいんじゃないか?と疑問すら残っています。


1歳未満がとくにインフルエンザ脳炎を心配しなければいけない、ということはないですよね。たとえば、以下の調査では、0歳児の割合は1〜4歳児よりも明らかに少ないです(もちろん、あまり外出しないからという可能性がありますが...)。確率を求めれば、ちょっと多めに見積もっても、5万人に1人ですね。(時間ができたら「親として、子供の周りにあるリスクをどう考えるか」という点に関して投稿します)

http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1106/h0625-2_11.html

> このようなタミフルを取り巻く状況と、情報をを基にして考えると、内服を終えられて、今現在元気を取り戻しつつあるのでしたら、きっと心配ないと思いますよ!


これは同感です。

最後に、よろしければ、ららまーまさんのお考えを教えてください。タミフルにインフルエンザ脳炎の予防効果があることは認められているのでしょうか? また、インフルエンザ脳炎は症状が急激に進行しますが、実際問題として、タミフルの服用は脳炎回避に間に合うものでしょうか? 私が気になっているのは、以前、あるお医者さんが「インフルエンザ脳炎はインフルエンザ発症時にすでに相当進行しているかもしれない」と書いているのを見たことがあるからです。


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