Re4: 自治体から医師への情報提供について
栗原/父親
2004/4/4
> 予防接種の副反応・・いつ、誰に起こるか予想できることなら親御さんも、医療側も、接種を回避することでしょう。問診を取り、診察をし、保護者の同意を得、確認の上に確認をしても、おきてくる・・。栗原さんはどうすれば防げるとお考えでしょうか?
予防接種には事故を皆無にはできない宿命があるのではないかと思います。もちろんBCG接種部位の間違いからおこる問題は論外です。(医師が責任取らずにすみ、それをも国が救済することも理不尽のように思います。)
> 私のようなかなりの不勉強者を平均にいれてしまっていいのかどうか。他の先生方に怒られます・・。何度も言いますが、多くの小児科医は行政から与えられずとも自身で勉強していると思いますよ・・・。
地域により、小児科以外の他科の医師も従事せざるを得ないところもあるはずです。小児科の医師は自身で勉強したとしても、全体的にみて「平均的な医師の姿はどうかな?」という疑問なのです。私がたずねた医師の答えにはまあほとんど見ていないだろうなというような答が多いのです。4,5人の方の回答でしかありませんが。
> 栗原さんのおっしゃる専門性とは、具体的にはどのようなことでしょうか。本末転倒とはどのようなことをいっていらっしゃいますか。この箇所がとっても気になって・・。
専門性とは予防接種を勧める医師の専門性であり、接種を勧める行政担当者としての専門性(勧める側の責任として当然あるべき説明責任をわきまえた行政の専門家、またはかなり無理がありますが、看護師、保健師の専門性)。
本末転倒とは私が先に言ったのではなかったと思います。副反応のみをおそれて有効性や必要性を過小評価した結果として自然感染でひどい結果になってしまうことの意。
> ・・・今の勤め先は、副反応が出た場合、委託もとの自治体に報告用紙を書いて渡すようになっています。自治体ごとでとりまとめをして、都道府県、国へといっていると聞いています。また、いくつかの病院が定点になって、接種を受けた方に無作為で副反応についての連絡表を渡して、異常があっても無くても返信してもらい、集計しているようです。
前者が「予防接種後副反応報告」で、後者は「予防接種後健康状況調査」だと思われます。
ところで、予防接種に従事する医師は、法律を杓子定規に解釈すると、昨年7月30日より改正薬事法の施行により、全ての医療機関薬局が、副作用を報告すべしとなりました。となるとワクチンで副反応がでたら、予防接種後副反応報告と薬事法の副作用報告の両方をすることになりますが医療現場ではどのように整理されているのかご教示ください。
参考:http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/150527-a.pdf
栗原
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