日本脳炎 県の取り組み
エルビス/父親
2008/5/30
今日の山梨日日新聞にこんな記事が載りました(写真)
新ワクチンの目途が立っていない状況の中での対策として評価出来ると思います。
早速電話して「私供で協力できる事が有りましたら何なりと言って下さい」と伝えました。
親御さん達が接種の判断に苦しむ様な現状が一日も早く解消される事を願っています。
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県衛生公害研究所は、重い副作用が報告されている日本脳炎ワクチンを接種する際の判断材料とするため、県内で日本脳炎に感染するリスクの調査を始めた。感染源となる蚊と豚からウイルスや抗体を検出して、蚊の保菌率や日本脳炎の流行時期を特定する。地域や生活環境の違いによって感染リスクが異なることから、山梨県版の客観的データを作成する考え。
同研究所によると、日本脳炎はウイルスを持つ豚の血をコガタアカイエカが吸い、人を刺すことで人に広がる。二年間の調査で、生後六カ月の豚八十頭の血液を七-九月に計八回検査し、ウイルスの侵入に反応して豚の体内に抗体が作られる時期や、ウイルスの広がり具合を調べる。
県内三カ所で蚊の捕獲作業も進めていて、蚊が発生し、終息する時期から日本脳炎の流行時期を予測する。ウイルスの検出や遺伝子解析も行い、ウイルス保有率や山梨に多い蚊のタイプを分析するという。
県健康増進課によると、日本脳炎の発症者はワクチン接種が始まる一九六七年以前は全国で年間一千人を超えたが、接種開始後は激減し一九九九-二○○七年で計四十九人。温暖な九州・沖縄地方、中国・四国地方が八割を占め、山梨はゼロとなっている。
しかし○五年、甲斐市の女子中学生(当時)が同ワクチンの予防接種後、発熱や頭痛の症状を訴え、急性散在性脳脊髄(せきずい)炎を発症した。これを受け、厚生労働省は接種を「推奨しない」と発表。○六年に登場予定の新型ワクチンの開発も遅れていて、定期予防接種は行われていない状況だ。
同研究所の浅川洋美主任研究員は「日本人の5-10%が感染しているといわれる。山梨の気候や生活環境の下でリスクを明らかにすることで、子どもへのワクチン接種を迷う保護者らの参考になるような結果を出したい」と話している。
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