熱がでたときに冷やすことは、苦痛の軽減が目的です。通常は、それが治癒の促進のために必要だからということではないといえます。高熱を下げないと体力を消耗するから冷やすという説がありますが、冷やしても体温が下がらないのが高熱時の体です。むしろ冷やすという行為で体温が低下するのを補うために、さらに消耗するという考え方のほうが妥当だと思われます。発熱時の入浴について様々な意見がありますが、日本以外ではむしろ「どうでもよい」とあまり深く捉えられていないようですね。私も、入れる状態なら入ってもよいし、入りたくないならそれでよいと、あまり理屈で考えるものではないと思っています。