> > 私は、症状軽減効果はあるけれど、発病阻止効果は期待できない、と考えています。症状軽減効果にとどまるのであれば、感染阻止効果もないことになります。> 症状軽減効果があるとお考えなのですね。症状が軽くなるというならば、症状がでない(つまり発病しない)人もあるのではないでしょうか。 > > 今から5年前、沖縄県の八重山で麻疹の流行がありました。このとき罹患した人のうち、3分の2がワクチンを接種していました。primary vaccine failure で説明できない患者数です。それ以上に特徴的だったのは、10歳以上の罹患者数が半分以上と、他の地域に比べ圧倒的に多かったことです。八重山は離島地域ですから、麻疹ウイルスに接触する機会はほとんどありません。ブースター効果が得られない場合、抗体価が急速に低下することを示す典型例だと思います。> >八重山の教訓の一つは、おっしゃられるとおりブースターが必要だということです。しかし、もっと重要なのは、沖縄では予防接種を受ける人がすくないためにこのような大流行がおきたということではないでしょうか。麻疹は人から人へと伝染する病気です。麻疹の人が1人いても、周りの人が予防接種をしていることにより、それ以上には広がらない。麻疹にかかると、1000人に100人は肺炎、中耳炎を、一人は脳炎をおこし、毎年50-80人が亡くなっています。自然に麻疹にかかって免疫を得るというのは非常に危険だと思います。予防注射を受けない人が、100人の中に数人ではなくて、数十人になれば大流行をおこすと思います。私は予防注射が最善だとは思っていません。天然痘のようにウイルスの撲滅が行われ、病気自体が存在しなくなれば一番良いのです。しかし、豚に日本脳炎ウイルスが存在し、麻疹の輸出国である日本では予防接種は必要だと思います。いろいろと、いいかげんな事を言っているようでしたら、ごめんなさい。