水疱瘡は「ウイルス」によって起こる病気で、通常は一度罹れば免疫がつきます。発疹は主に顔が目立つ傾向で、口の中にもできますね。水胞ができますが、皮膚病というよりは全身の病気です。とびひは、皮膚や鼻の中などにいることが多い、ぶどう球菌などの「ばい菌」が原因です。虫刺されなど、たまたま傷ができたところに、ばい菌が感染して起こるものです。患部を掻いた手などで、他の部位を触ったりすると、そこに感染が広がるものです。ですから、全身病というよりは皮膚病ですね。とびひは、水疱瘡のように一斉に水胞ができるというより、火事が広がるように、散発的に水胞ができるというイメージでしょうか。