まつ です。こんにちは。> まったく同感です。病気はその人の所有物ではないですからね。私の同世代の親たちに「病気は子供のうちに罹っておいた方がいいんだから、病気になったら教えてね」と言うと、けっこう納得してくれます。子供のときに、いろんな病気に罹った経験があるからでしょう。それでも、やはり、集団生活に入ると「病気を移すことはダメ」という立場をとっちゃうんですよね。> でも、この出来事にはちょっとした背景があるのです。> それはその保母さんの祖父が結核で亡くなっているという事実です。> 多くの保護者の言い分としては(口にはしていないようですが)近親者にそのような事例があったなら、もっと早くに気づけたのではないかという思いがあるようです。なるほど。でも、これは仕方がないような気がします。「祖父が結核だった」ということは、今回の保母さんも、すでに感染して、発病しなかっただけですよね。だったら、ハシカのように「感染したかもしれない」と気づくことは不可能です。ちなみに、この幼稚園に子供を預けている親御さんが100人だとしたら、同じような状況の方が約5人いる計算になりますね。http://www.jata.or.jp/rit/rj/yoshiyam99.html(図2 年齢別既感染率の推移)次に、発病したことを気づくことができたかどうかです。発病のきっかけは、仕事が忙しくて、疲れがたまっていて、年齢的にも無理がきかなくなってきた、といった感じでしょうか。でも、結核の初期症状は風邪に似ているということなので、 (1) 仕事が忙しければ多少は無理をしてしまう (2) 仮に病院に行ったとしても、正しい診断が下されるかどうか疑問で、やはり、これも難しいのではないかと思います。あと、私の子供がその幼稚園に通っていたとしても、すぐには予防薬は飲ませないと思います。とりあえず様子を見て、心配になればレントゲン。BCG を受けているので、ツベルクリンの結果は*あまり*信用できないと考えています。一番大事なことは、(1) 過度に心配して神経質にならないこと、(2) 感染した可能性を考えて、風邪の症状に対しては慎重に観察すること、でしょうか。