> 私は、副作用についてはあまり心配にならないのですが、本来なら子供のうちにかかる病気をワクチンで予防することが、大人になってどのように影響するのか、の方が非常に気になります。これはsecondary vaccine failure(ワクチンによる免疫が切れる)問題だけでなく、もっと広い意味においてなんですが。。私も基本的に同様な考えです。単純に免疫をつければよいという考え方は、一面として正しいが短絡的で、考慮されていないものが多いと思えます。天然痘は運良く撲滅できたが、他のほとんどの感染症は撲滅できないという説があります。また、人から人へ直接感染する感染症では、その病原体を排他的に追いやるほど、より悪質な遺伝子のものが淘汰的に残るという説もあります。そのような自然界の法則のみならず、人にとっての病気の意味を考えた場合に、すべて回避する方向が果たして絶対に有益なのかどうかも考える余地大だと思うのです。病気の話ではないですが、ひとつのモデルとしての話。腸内における善玉菌と悪玉菌。どうせなら善玉菌ばかりでよいかというと、だめみたいですね。つまり悪玉菌を撲滅したら、善玉菌も善玉でなくなってしまうようです。お互いが勢力をけん制しあうところにバランスがあり、それが腸内環境にとってメリットがあるわけです。生命の仕組みは複雑なんですよね。