> 肩はパンパンに張っています。でも、「こった」と感じたことは一度もありません。マッサージされても気持ち良くない。ただ単に堅いだけ。他の方は、触ってビックリしますが。漢方的な考え方では、症状は「実」と「虚」のタイプに分類されます。コリがあるのに、揉まれて気持ちよくないのは「実」のタイプといえます。運動など、体力的に消耗するようなことで「コリ」の緩和を狙ったほうがよいでしょう。ところで、症状を感じないと言う人の中には、感覚神経の鈍化により「無症状」という場合もあります。そのケースですと、コリを感じて辛さを訴える人よりも重症です。> これは肩甲骨の先っぽ(三角にとがっている?部分)と背骨の間のあたりでしょうか?そうです。具体的に言うと、胸椎の1-3番位で、背骨のキワというところですね。そのあたりが「硬く」なります。手当てとしては、入浴温度程度に温めたタオルなどで、そのエリアを数分間あたためます。咳がでるような状況の時には、胸の周りが硬直している場合が多いものです。これは、気管支など内部の炎症の防衛的反射として胸部が硬直すると考えられます。一方、着眼点が正反対になりますが、咳は胸の硬直を緩める「体操」になっていると思われるケースがあります。目の疲労で咳というのがまさにそれに該当します。つまり、目の疲労が胸部の硬直を強調する、その硬直を弛緩させる目的で、過剰に咳(運動)をして解消をはかるという構図です。咳が胸部の硬直を解消するための運動であるならば、咳が行おうとしている硬直を緩和してしまえば過剰な咳は不要になります。実際に、そのような考え方で手当てをすると、そのタイプの咳が楽になる。不思議ですね。