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No.2354 : Re4: 子ども達の時代
( 返信 )
 namy  母親母親 [お子さん2人] - 2005/03/07(月) 01:22

よたろうさん 皆さん こんばんは namyです。

> つまり今は一番中途半端な状況になってしまったわけで、押さえ込むか以前のような流行にまかせるか、という分かれ道にいます。当然、世界の流れは押さえ込みたい、ということで、麻疹で言えば集団の抗体陽性率を95%以上に維持する必要がでてくるわけです。

> 絶対に受けない人と、なんとなく忘れてしまったり、親がいなかったりで、100%にはならないため、現状では爆弾を抱え続けている状況でしょう。


厚生労働省の予防接種検討会第二回に麻しん予防接種についてが議題にあがっています。議事録はこちらです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/txt/s1124-5.txt
半休とって、途中から傍聴させてもらったのですが、専門用語も多くて、???の部分もありながら、だったので、早く議事録出ないかな〜と思ってました。しかし、なかなかこの長文読む勇気もなく。。。よたろうさんのおかげで重い腰を上げてみました。

その中で、こんなやりとりがあります。
***一部引用***
○中山参考人
 おはようございます。北里生命科学研究所の中山と申します。

(中略)

これは東京都内の小学校ですけれども、1学年130人ぐらいです。
1982年から、ずっと入学したときの血清抗体価を測定しています。このブルーがHI抗体の陽性率で、1990年代からずっとHI抗体の陽性率が下がっています。小学校1年生に入るときにほとんどの子どもたち、98%の子どもたちが麻しんのワクチンをやっている私立の小学校です。1996年以降ではHI抗体陽性率が下がってくるんですが、中和抗体で見ますと98%陽性ですから、いいじゃないかと思ったんですけれども、2001年になりますと、入学時の中和抗体の陽性率が80%を切っております。2001年に入学した子どもたちは1996年、1997年ぐらいにワクチンを受けています。その後、流行はほとんどかぶっていないわけですから、この間にboosterを受けている機会がなければ、先ほどと同じように、集団でも大体80%の陽性率、大体20%が低下してくるのではないかと思います。

(中略)

○中山参考人
 secondary vaccine failureの発症の時期が大体10年前後が多いわけですけれども、実際に免疫能として中和抗体の免疫が落ちてくるのは、やはり6〜7年ぐらい経つとなくなる子どもたちが出てくる。ただ、中和抗体がなくなることで感染は起こすんですけれども、発症を抑える細胞性免疫能は残っているわけですから、その時代は感染はしても発症しない、それから、もっと免疫能が落ちてくることによって9年、10年経ったぐらいに細胞性免疫能も落ちてきて、発症する子どもたちが増えてくるのではないかと思います。

○加藤座長
 ありがとうございました。
 どなたか御質問ございますか。

○川名参考人
 booster効果で高くなったとしたら、今度はどのくらいもつと考えますか。

○中山参考人
 外国のデータから見ても、その辺のデータはやはり少ないです。やはり2〜3年経つと、同じタイプのウイルスで測ってみますと1年半ぐらいで下がってきます。そこのところでboosterをかけるという意味合いが、また細胞性免疫能に刺激をかけるわけですから、液性免疫だけではなくて、細胞性免疫能にもboosterがかかるわけですから……。
それは限界がありますから、2回接種したからといって万全ではないわけです。アメリカでも、やはり2回接種しても大学生には麻しんの患者さんは出ているわけですので、そこのところを3回目をどうするかということになると、我々が考えなければいけないかどうかはわからないですけれども、そこのところは個人の責任において免疫能が落ちているのだったら、個人防衛の考え方で・自己負担で……ということではないかと思います。
***引用ここまで***

「集団の抗体陽性率を95%以上に維持する」とは、大人も含めた日本の集団の抗体陽性率を95%以上に維持するとおっしゃっていると仮定します。「2001年に入学した子どもたちは1996年、1997年ぐらいにワクチンを受けています。その後、流行はほとんどかぶっていないわけですから、この間にboosterを受けている機会がなければ、先ほどと同じように、集団でも大体80%の陽性率、大体20%が低下してくるのではないかと思います。」ということが本当だとすると、ワクチンだけで、抗体陽性率を95%以上に維持することはものすごく大変なことではないのでしょうか?

ほぼ100%が数年で約80%になってしまうのですから、少なくとも、今検討されている2回接種で解決されるものではないと思っています。
しかし、現在の厚労省の予防接種検討会に参加された参考人の方の一意見ですが、その次のことを検討する場ではないと認識してらっしゃるわけです。そんな場当たり的なプランでいいのか?と正直思ってしまいました。

はしかウイルスをelimination(排除)するための第一ステップのアクションプランがとりあえず2回接種なのだとしたら、その次のステップではどうするべきか何通りもシュミレーションした上で日本オリジナルのシナリオを提示してもいいのではないかと思います。
それが仮に、[5年から10年おきにはしかの予防接種を行う]というアクションプランだと仮定します。その場合、ひとりの子どもが生涯に受ける予防接種の回数とそのリスクももちろん検討された上で日本の方針を決めるべきではないのでしょうか。しかし、それはあくまでも方針であって、予防接種法を改正しない限り強制することはできないということも念頭に置くべきでしょう。

まとまりませんが、もし、厚労省でパブリックコメントが募集されれば、いち親の意見を何か書いてみたいと思います。

専門家のご意見も、いち親のご意見もいろいろ伺ってみたいなと思っています。

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