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No.2776 : Re2: 小児救急当事者は?
( 返信 )
 やも  医療関係者医療関係者 - 2005/04/06(水) 17:22

こんにちは。大変なご経験をされ、社会・医療・子供について勉強されたのがひしひしと伝わってきます。敬服いたします。

> 新生児が38度以上の熱を出すというのが、普通のことじゃない(しかも尋常じゃなく機嫌が悪い、半日以上おっぱいも受け付けない)ということを私があらかじめ知っていたら、半日を無駄にせずいち早く救急車を呼ぶなり、救急病院にタクシーで駆け込むなりしたと思うのですよね。

> 細菌性髄膜炎だった赤ちゃんを診察拒否してほおっておいたのは、小児科医としては明らかなミスだったと思うんですよね。でもおごりかもしれませんが、今の私が病状を伝えたなら近所の小児科のドクターも最優先で診察してくれただろうと思うし、診察してくれなかったとしても救急車を呼ぶように指示してくれると思うんですよね。


生後3ヶ月未満の発熱は、小児科医のスタンダードしては常に細菌性髄膜炎を頭に入れないといけないと思います。というのは、生後3ヶ月未満は症状が一定でなく、どれも分かりにくいものばかりだから、と考えてます。(ミルク飲まない、とか、不機嫌、とかわかりにくい症状が多い)
というわけで、見落としがないように、生後3ヶ月未満の発熱は、やることが決まっています。血液検査・髄液検査・尿検査(培養も含め)と、とりあえず抗生剤静脈注射を開始します。色々検査した結果、だたの鼻かぜのこともありますが、重篤な疾患を見逃すよりは、鼻かぜに強力な抗生剤を投与することのほうが許されることと、考えられているからです。(これに対しては反対されても、医師は治療方針を変えない可能性が高いと思います。)
詳細は専門的になりすぎるために控えます。あとは、呼吸・循環が悪いほど状態が悪ければ、それに応じた集中治療をすることになりますが、これができる施設は限られていると思います。でも、初めに受診するところがどこであれ、必要と判断されたら、その時に、必要な施設へ転送されるようになっているはずですが。

> そんなつたない経験からですが、私は子どもの病気に「救急」の要素は常にあり、子どもの病気を楽観しちゃいけないし、様子を見すぎてもいけないということを体験をもって知りました。でも「救急」の中にも、より「救急度の高い救急」があるということも同時に学びました。わが子がそうなった時に戸惑い締め出されることのないように、私が利口にならなくちゃ、と思うばかりです。


そのとおりだと思います。どの子にも救急の要素は常にある。重症か軽症か、その線引きはどこか。いつでもある一線を越える可能性はある、ということですよね。その判断を専門職に任せる、のが医療ですよね。

> 私たち一般人のママが「本当の救急」に遭遇することってそうそうあることじゃぁないので、考えすぎると難しく思えてしまいますが、実際は一番大切なことは自分の子どもをよく観察するという実にシンプルなことだったりしますよね。


すごい!えらい!・・・失礼しました。嬉しすぎて。

> 私の従姉も小児科医をしていたのですが、激務に耐えかねて昨年とうとう転科してしまいました。やもさんも(他の小児科の先生方も)無理はしても無茶をなさらずに…一人でも多くの小さな命を助けてあげてください。お願いします。


周りにいっぱい迷惑かけながら、仕事続けています。1人では何もできず、まだまだ未熟ですが、がんばっていきたいと思っています。

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