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No.286 : Re4: Re2;感染に対する発熱について
( 返信 )
 タロ  医療関係者医療関係者 - 2003/11/23(日) 13:19

タロです。
こんにちは。

> 椎骨動脈をしっかり冷やせるというのはどうでしょうね。

> 首の後ろの組織は確かに厚みはないですが、椎骨動脈は頚椎の構造内にあり、むしろ熱伝導の影響は受けにくいと思います。

> また、かりに延髄を冷やせても脳を冷やすことにはならない。


首の表面から脊髄、椎骨動脈までの距離はおよそ3〜5cm、僕はこの距離は冷却効果のある範囲と思います。ただし、相も変わらず推論です。
それから、延髄を冷やすことができれば、当然のように脳脊髄液も冷やせているわけですから、脳にも温度の変化が出ると思います。

>

> 体温の大部分は筋肉で作られます。

> ということは、熱はほぼ体幹で生産されるわけですね。

> であれば、体温を下げるには体幹部を冷却しなければならないわけです。

> 低体温療法でも、体ごと冷やすわけで、頸部や脳だけを低温下におくわけではない。


その通りと思います。
脳を最大限冷やすためには、全身を冷やしてあげるのが最も効果的です。ただし、あくまで目的は脳を冷やすことでしょう。
そして、全身をひやすために、いくつか効果的な場所として考えられるのが、頚部・腋窩・そけい部などで、低体温療法でもここを重点的に冷やします。

>

> 水枕で効率的に冷やすことができるとすれば、水まくらの温度など熱交換の結果として、すぐにぬるくなってもよさそうなものです。しかし、現実にはかなり長時間持っている。

> これは、効率的に熱交換ができていない証拠で、物理学的にカロリー計算すればきっと結論がでると思います。


確かに、水枕はすごく長持ちしますよね。
でも、水枕の素材は中が氷水の割には「ちょっと冷たい」くらいにしか感じません。おそらく、ある程度断熱性にすぐれた素材によって、「長時間のやさしい冷却」を可能にした優れものなのだと思います。

 ここでちょっと脱線しますが、捻挫などをした時に、長時間の効果的な冷却にお勧めの方法があります。
たとえば足首だとすると、
「濡れタオルを足首に巻き、扇風機で風を当て続ける。」
非常に原始的な方法ですが、捻挫の時には受傷から24時間くらいを冷却・圧迫(挙上・安静)できるかが回復の早さの鍵になりますので、捻挫してしまった晩などにこの作戦を実行すると、非常に効果的です。

>

> > また、これは関係ないかもしれませんが、事故などによって脳に傷害を受けた人に対しての治療で、「低体温療法」というのがあります。これは、全身を冷やすことによって脳の温度を低下させ、脳細胞の壊死を食い止めようという治療法です。

>

> 記憶は不確かですが、この療法は、高温の体温が問題なのではなく、外傷や血管障害で損傷した脳細胞が、連鎖的に崩壊するのを防ぐために、低温環境で代謝を低下させ、炎症反応などを抑制することが目的であったと思います。

> つまり、平温(正常な体温)でもだめなわけで、感染症で高体温での脳へのダメージを考える上では、すこし離れすぎたイメージと思います。


確かに、haripoさん・まつさんにご指摘いただいた通り、高体温→脳細胞壊死というのはちょっと極端な発想だったかもしれません。ご指摘ありがとうございます。
(書き込みが多くなってくると、どこにどう書き込んでよいかわからなくなってきますので、お二人にまとめて。)
でも、極端ではあるけど、完全な間違いでもない。いまだにそう思っています。頑固者でしょうか・・・(笑)

 前回の書き込みで低体温療法の名前を挙げたのは、あくまで脳の温度を下げるために身体を冷却するという例として挙げたつもりです。
 それから、僕の友人が一人、脳死状態になったことがあるもので、運ばれる病院によって、「救命する病院」と「ドナーにしたがる病院」があるという現状と、移植推進派の医師に大きな疑問を感じています。そういう部分で、このWEBを見ているみなさんに、少しでも良い情報になってくれれば、そう思います。

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