こんにちは。下痢をする原因は確かに判断しにくいところがあると思います。ですが、これだけは断言できるでしょう。体内になにか「悪いものがあって悪さをしたから」下痢するのではなく、体内になにか「悪いものがあるからこそ」それを排出させようと、身体が「わざわざ」下痢をおこしているのだ、ということです。ということは、ロペミンなど下痢を止める薬を飲む必要はありません。むしろ下痢を止めるほうが菌などを体内に留めることになり、危険な場合もあるんですよ。水分補給をこころがけ、自然におさまるまで様子をみてはいかがでしょうか。また、鼻水や咳なども、体内に侵入してきたウィルスと闘う為に「わざわざ」おこる副交感神経支配下の反応です。これを止める薬とは(気管支拡張剤も)、それをむりやり交感神経支配下にもって行く薬です。自律神経が交感神経支配に傾けばそれらの不快な症状は緩和されますが、下痢を止めるのと同様にウィルスを体内にとどまらせ、熱が下げた場合などは特にその増殖を助けることになりかねません。お母さんから見てあわてるほどの症状がないのであれば、自然治癒力を信じてもう少し様子をみられても良いかと思いますよ。早く元気になるにこしたことはありませんが、それ以上に子供が自分自身の力でそういう事を乗り越えていくことを見守る事も大切だと思います。