tomopさん、テレビの内容、よく詳しくメモされましたね!教えていただいてありがとうございます。最近、気になってインフルエンザとタミフルに関する報道(ネットニュースや新聞中心ですが)、を眺めています。大まかにふたつの流れが出来ているように思います。国の新型インフルエンザ流行時の行動計画を受けて、1.そのまま、危機感をあおるタイプ。タミフルには肯定的。副作用が指摘されていても、インフルエンザ感染のリスクを回避するには使用するべきで、備蓄にも力を入れてもらいたい。たとえば、前に引いた11月15日付・読売社説(2) [新型流感]「世界の対策に後れを取るな」http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051114ig91.htm「死者64万人」SARSより怖い 新型インフルエンザhttp://www.sankei.co.jp/news/051115/sha026.htm2.国の行動計画は前提としても、冷静な対応を促すもの。インフルエンザ対策にタミフルと、その必要性が強調されているが、副作用と思われる報告もあり、慎重に使ってもらいたい。[解説]新型インフルエンザ行動計画冷静な対応 促す情報を (読売新聞、11月16日)http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051116ik06.htmこちらは、昨日の記事ですが、前日の社説とは違う方向になっていますね。同じ読売新聞でもこのような扱いの違いが出てくるのですから、興味深いですね。結局回答の出しようのないことなのでしょうね。このような報道の流れがありますから、受け止めるわれわれの側にも、以下のような二つの立場に分かれるのではないでしょうか。・インフルエンザには、とにかくタミフルが不可欠だ。・タミフルの、副作用が心配。でも、もしも新型インフルエンザが流行するような事態になったら、タミフルに殺到することになるでしょうね。そうなったとしても、私が希望するのは、せめて、「服用後は目をはなさないようにする。」「具合が悪くなったら、すぐに服用を中止する」ことを医療の現場で説明してほしい、ということです。また、怖いのは、タミフルパニック?になったときに、安全性が確認されていないため、投与が出来ないとされている1歳未満の乳幼児にも、無理を言ってタミフルを要求する親が出てくることです。昨シーズン、どこかの掲示板で(記憶があいまいですが)「まだ1歳前だけど、先生にお願いして、無理やりタミフル出してもらいました。」というコメントを読んだことがあり、これって、氷山の一角なんだろうな、と思った記憶があるので。それから、私が気になったのは、タミフルの製造メーカーであるスイスのロシュ社のコメント(タミフルが異常行動のリスクを高めるという因果関係は確認されていない)を受けて、日本の販売元である中外製薬の株価が回復したということ。経済社会ですから、当たり前ですが、これには、ちょっと考えさせられてしまいました。インフルエンザが商売である世界が存在するのだな、と。tomopさんは「スーパーサイズ・ミー」という映画をご覧になったことはありますか?マクドナルドを一ヶ月食べ続けて、自分の体に起こる変化を追ったドキュメンタリーなのですが、その中に出てくるマクドナルドのある裁判での見解が圧巻でした。「マクドナルドを食べて健康を害したとしても、それは会社の責任ではなく、体に悪いとわかって食べた消費者の責任である。会社がするべきことは、利益を出すことである。」この話を思い出してしまいました。取り留めなくなってしまいましたが、つらつらとこんなこと考えています。