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No.4327 : Re4: テレビでも
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 knowtochange  研究者研究者 - 2005/11/19(土) 22:04

かばきちさん

> 私も、医療や人の健康に関わる「商売」は、単なる経済活動であってはいけないと思います。

> ただ、儲けのために、企業や医療機関を守るために、たとえば、とある薬(この場合はタミフル)の扱いをどうするのか、の判断がなされてはいけないと思うのです。

>

> でも、それは、「ただの一般人の理想」に過ぎないのでしょうか?


かばきちさんのおっしゃることは、本当にそのとおりだと思います。でも、その理想は現実となっていないと私は思います。現実ではない理由は、恐らく医療行為をして人々に貢献し、利益を出そうという別の理想を掲げる会社や医療機関があって、それらの人々は現場で彼ら自身の理想に向けて日々活動しているからだと思います。消費者の利益を無視した「儲け」のための行動をしてはならないという消費者の声は、残念ながらほとんど現場に反映されていないと思います。

> 今、企業活動においては「コンプライアンス(法令順守)」が大きなウェイトを占めるようになっています。

> しかし、ただ法律の抜け道を利用すればいいという考えでは、本当のコンプライアンスであるとは思えません。その、企業の道徳心がどのようなものであるか、だと思います。


道徳心は、もちろんあると思います。しかし、利潤の追求という論理が絶対的であるということは、なにも不祥事のあった会社だけの論理ではないと思います。企業の道徳心に期待しつつ、消費者がきちんと企業や行政機関にプレッシャーを与えていくことが必要なのではないでしょうか? アメリカの消費者(お母様たち?)は、FDAの医薬品審査官を特に根拠がなくても「製薬会社の紐付き」と批判的に審査を監視しているという話を聞いたことがあります。私は、これを聞いたときに「きついなあ」と思いましたが、こういう消費者からの積極的な活動が結局のところ、コンプライアンスという制度には絶対的に必要なのかもしれません。

> 一連の食品会社の食中毒や不祥事などに対しては、不買運動が起こり、その企業をなくしてしまうほどの勢いを見せました。

> そして、企業は痛い目を見ました。

> 食品で害があれば、もしくは、害がなくても不祥事があれば、消費者は不買運動を起こします。

> でも、それが医薬品の場合は?

> そのような運動を起こせるでしょうか?」


これは、難しい問いですね。不祥事は、きちんと立証されれば、医薬品会社に影響を与えることはありえると思います。しかし、消費者の害は医薬品会社にとってあまり問題ないと思います。タミフルは363円ですが、(残ったら国が買い上げるという噂ですが)2500万人に5日分備蓄すると、453億円の売り上げです。日本だけで、このシーズンに100億円程度の利益がでると思います。全被害者の救済をしても、基本的に儲かります。ただし、副作用がでて、消費が落ち込むと逆にとっても痛いです。だから、不買運動は企業にはとても怖いのではないでしょうか?

> 今回のタミフルとその副作用に関わる報道は、ある意味、消費者側からの疑問を訴える運動です。

>

> それを、薬の場合は、何か大きな力が働いてもみ消そうとしている、そのように私には思えるのです。


そうですね。同感です。政治家までタミフルの備蓄を決め込んでしまった以上、医薬品の完璧さを訴えるパワーとしては最大級のパワーに発展してしまったと思います。

厚生労働省も、とてもうそつきです。
今日、下記のページを見て、「だまされた」と思いました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000022-mai-soci
日本のタミフル服用後に死亡した日本人の小児についての情報が、(どういうわけか)アメリカから昨日発表されましたが、なぜこの情報を厚生労働省は、事実として公表しなかったのかとても理解できません。
理解しうるのは、タミフルを守る、備蓄を推進するために隠しておきたかったのではないか?と思います(気持ちは分かるけど)。しかも、ニュースでは厚生省は、アメリカ発表の前に情報は把握していたとやっていたけど、今日になったら上記ページにあるようにひどい情報管理だったことが判明しました。

というわけで、日本の医薬品消費者は正しい情報を知らされないでいます。イレッサの副作用問題で、この不透明性にクレームがたくさん出て、来年から副作用報告が全て公表されることになりました(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000501-yom-soci)。
こんなあたりまえのことを、今ごろやっているのか?というのが驚きました。
タミフルの副作用報告も、厚生労働省で選別してごく一部だけが公表されていたようです。「タミフル服用と関連が疑われる副作用」「全ての報告」という二つの分類を作ればいいだけなのに、副作用情報を選んで発表していたのは、情報の操作を都合のよいように行える制度が、これまで存在していたということではないでしょうか?
副作用の報告を選ぶことなく、全て報告するのは、報告の制度上当然のことと思います。誰かが選別していたら報告制度の存在意義を失いかねないのに、どうしてそんな制度が続いていたのでしょうか、、、。

タミフル服用後の死亡の例を報告されていたのに、何人死んでいるか把握していなかったという厚生労働省には、正直、呆然としてしまいました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000022-mai-soci
そんな副作用の把握状況で、よく、2500万人分も備蓄を決めたなあと、つくづく思います(もちろん担当者は同一人物ではないでしょうが、、、)。

日本の医薬品をとりまく状況は、かなり重症ではないでしょうか?

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