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No.4492 : Re4: ワクチンが有効というデータはたくさんありますよ
( 返信 )
 米国在住研究者  医療関係者医療関係者 - 2005/12/03(土) 21:26

> ・どのようにサンプルを選んだのか(RCT=ランダムなのか)
> ・ランダムでなければ、バイアスを除去するための努力が払われているか

>

> 例えば、厚生労働省が2000〜2002年度にインフルエンザ・ワクチンの効果を調べる研究を行い、「効果あり」との結論を公表しました。ところが、サンプルを詳しくみてみると、接種群と非接種群とでは、明らかに異なるグループになっています(年齢構成など、素人でも気づくような、あまりにもひどいものでした)。


もう少し詳しく書きますと、論文を読んで頂けるとお分かりになると思いますが、この論文は過去の16の調査がまとめられているメタアナリシスで、とりあげられている調査は全て無作為化試験です。今ではRCTはコンピューターの乱数による無作為化ですから、「この子は丈夫そうだから接種群にいれよう」などという医師の操作はできません。

考えてみると、研究に参加してもいいと賛同する親子が病院にいき、ワクチンを接種するかどうかはコンピューターが決めるわけですから、研究に参加して実際にワクチンが効くのか知りたいという欧米の国民の意識は賞賛に値すると思います。

日本でこういう研究が進むように協力体制が進むといいです。

話を戻します。各研究はアメリカ、イタリア、ロシア、キューバ、カザフスタンでの研究を含んでおり、偶然その地方だけが効いたという地域の偏りもありませんし、研究が行われた年も1990年から2003年までさまざまですから、年代による偏りもありません。あえていえば日本人が含まれていない偏りぐらいでしょうか。

一部、具体的な数字をお示しします。
発症数/全体(割合)の順で示し、最初の方が接種群であとが非接種群です。

、、、、、接種群、、、非接種群
1990年、10/54(19%)、37/77(48%)
1991年、15/58(26%)、37/77(48%)
1993年、10/79(13%)、13/89(15%)
1996年、2/147(1%)、 37/163(23%)
1996年、10/160(6%)、37/163(23%)
2000年、13/46(28%)、26/51(51%)
2001年、22/311(7%)、96/296(33%)
2003年、35/327(11%)、96/296(33%)

全ての結果がインフルエンザワクチン有効です。

まだありますが、これらのうち。「インフルエンザ様症状」というあいまいなエンドポイントではなく、インフルエンザの診断を血清で確定診断している研究の数字を合計したものが、

接種した群では2701人中61人(2%)がインフルエンザにかかり、接種しなかった群では1705人中256人(15%)インフルエンザにかかったという結果になっています。

私はワクチン推進派でも否定派でもありません。接種しても2%はインフルエンザにかかり、接種しなくても85%がかからないのですから、この数字をみて個人がそれぞれ考え、利用するかどうかを決めればよく、全員の意見を統一させる必要もないと思います。

インフルエンザが効くのか疑問である方は、日本でこのような研究(コンピューターが接種群と非接種群を決める)が行われたときに是非参加して下さるようお願いいたします。

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