私の知識は、古くあいまいなので怪しいですが、水疱瘡が重症だったからといって、獲得した免疫が強いとはいえないと思うのですね。とにかく帯状疱疹をする人も免疫(抗体)はあるのです。だから水疱瘡として全身発症はしない。では、体のごく局所にだけ発症するのはなぜか。どこに発症してもよかったはずなのに、その部位であったのはなぜか?(以下個人的な考えです)それは全身の免疫の問題ではなく、局所の循環障害などが原因なのだと思います。体って不思議で、体調によって、例えば広い背中の中のごく一エリアが冷たい場合があります。その部分だけ冷えているのは、言い換えればそのエリアだけ血液などの循環が悪いのです。このような現象は、しばしば体調を反映しています。例えば胃が悪いと、肩こりが起こることがあるといいますね。胃が悪いということが、肩の筋肉の循環に影響を与えているということができます。このような仕組みで、皮膚や筋肉は内部を反映した循環障害が起こり得るのですが、その局所は健全な部位よりも抵抗力として劣ると考えられると思うのです。そして帯状疱疹も、そういう部位に起こるのではないだろうか。全身の免疫力は、実はあんまり関係ないのではないか。私はそういうイメージで考えています。