はまです。>インフルエンザの高熱でも、幻覚をみたように変なことを>口走るケースは多いようですね。高熱になるとウイルスや微生物を攻撃するための、インターフェロンなどサイトカイン類がで出るために、うわごとをいったり、幻覚がでたり、せん妄状態になることがあります。これは、インフルエンザにかぎったことではありません。普通のかぜでも、理論的には十分ありえます。(具体的に該当する例は記憶にはありませんが)肝炎の治療に使うインターフェロンでは多数の報告があります。>ですから、おかしな行動をとったからといって、>すべてをタミフルの副作用だと決めつけるのは無理がある>と思います。そのとおりと思います。> ただ、タミフルを服用した場合、症状が改善に向かうなかで>も、幻覚をみたり、---があるようです。>「2月5日の子」さんのケースでも、>こうした印象を受けます。まったくおっしゃるとおりです。このカンガエルーネットの以前の書き込みなども含めて薬を全く飲まずに、異常行動やせん妄状態になった方が8人いました。そのうち1人を除いて、他はすべて、高熱状態で症状が出ていました(一人は発熱がもともとなし)。一方タミフルを服用した場合には大部分が、ピークを過ぎて解熱した後、あるいは解熱の途中で発症していました。その点が決定的に違います(統計学的にも有意でした)。異常行動を否定している専門医は、タミフルは乳児以外、膿の中には入らないといいますが、その専門家が、低体温(たとえば32.2度にもなる)が起きることは、認めています。低体温は体温調節中枢に影響した結果ですから、タミフルが脳中にはいっていることは確かなことなのです。>ですから、タミフルの副作用は>心配いりません、と患者に断言してしまうのも危険だなぁ>と思っています。極めて危険なことです。厚労省の安全性部会で否定的とされた死亡例の報告(42例中2例をのぞき、否定的)が公開されています。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/01/dl/s0127-9d02.pdfhttp://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/01/dl/s0127-9d03.pdfこれを。検討してみました。こどもの14例中1人はタミフルの関与は完全に否定できます(ボルタレンの脳症です)し、2人は情報不足で判定が難しいですが、あとの11人は、タミフルによる可能性が濃厚と思います(2月5日の子さんも入っています)。大人の場合も、かなりの人が関係濃厚です。呼吸困難から心肺停止で死亡する例が多いようです。呼吸困難で、意識も無くなったけれどもかろうじて死ななかった例が厚労省でも報告されていますが、NPO医薬ビジランスセンターには、そうした状態と同じ程度の方からの相談も入っています。その方の場合は、幸い何の後遺症も起しませんでしたが死亡されたかたもいます。死亡と、何の後遺症も残さないのは紙一重という感じです。薬理学、毒性学の常識から、関連は濃厚ですので、軽くは見ないようにしてほしいと思います。詳しい報告を準備中です。はま