MRワクチンに限らず、麻しん単抗原ワクチンも風しん単抗原ワクチンも2回接種になりました。 厚生労働省の説明によれば、1回の接種で抗体ができあがる確立は、凡そ95%程度で、2回接種によって100%近くまで抗体を獲得するためだそうです。 要するに確実な免疫をつけるためと理解して宜しいかと思います。 さて、対象外の方についてですが、これも厚生労働省によると、原則としては95%抗体を獲得していれば、流行は起こらないため、だそうです。 なんだか、納得がいきませんが…。 現在、国の予防接種に対する考え方は「自分の身は自分で守れ」です。国や自治体は接種の機会を与えますが、その条件に入らない者については、個人の責任で防衛しろと言う事のようです。 そうして困るのは、受ける国民であり、その国民の窓口でもある区市町村です。 国は、標準的な接種年齢というものを推奨していて、基本的にこの年齢で受けているものとして、法律を改正していきます。 ですので、平成17年度まで受けられていた年齢なのに、18年度になったら受けられなかった!!ということは、今後も起こるであろうと推測しています。 受けるメリット、受けないメリットを良く判断し、判らないことは自治体窓口や医師に相談してみてください。 また、自治体によっては、法律で定める年齢以外の人に対して、市がいくらか負担して(無料の所もあるようです)定期外の予防接種を行っているところもあるようですから、お住まいの住所地の担当課に問い合わせてみてはいかがでしょうか?