お子さんが男子か女子かでかわります。女子の場合、出産の可能性がある数十年先までのリスクを考える必要があります。風疹の流行はほとんどありませんから、自然感染は極めて少ない。従って免疫を獲得せずに妊娠に至る可能性があります。運悪く妊娠初期に感染すれば、難聴、白内障、心臓病などのいくつもの試練を乗り越えて最終的に聾学校でしょう。それだけの決意があるか、です。男子の場合は本人の感染のリスクと合併症のリスクですから、それは比較的小さいです。その場合、結婚の相手が同じ考えでない、つまり風疹の抗体をしっかりもっていることを確認するか、本人に抗体がないことのリスクを告げておくことが望ましいでしょう。