水マスクとは1994年上梓の臼田篤伸著『さらば風邪薬』に出ています。普通のガーゼマスクを水に浸して軽く絞り、鼻を覆わないように口にかける、たったこれだけのことで高熱を発して寝込んだときにずいぶん楽になりました。これが水マスク信奉者となったきっかけです。ガーゼ水マスクの欠点1.水量調節が難しく首周り襟元が濡れる。2.重くて耳が痛い。3.メガネが曇る。と言うことがあります。1.2を改良したマスクを『水マスク』として発表し、大阪の地方銀行が主催する民間団体のベンチャービジネスで賞を頂きましたが根っからの開発屋で商売に疎く鳴かず飛ばずの状態です。水マスクにこだわる必要はありません。普通のマスクでもノドの加湿効果はあります。ただし、抗菌マスクや高性能マスクはインフルエンザワクチンよりもさらに無駄です。抗菌マスクを最初に開発し、T自動車のエンジンフィルタ開発の先頭に立ってきた不織布フィルタの技術屋が言うのだから間違いありません。不織布バカの後輩がD空調機メーカと組んでワクチン製造と似たような工程を経て開発したウィルスカットを謳うマスクを化粧品の大手S社から販売していますが、技術的には面白くても、効果効能はないと考えています。水マスクの欠点をさらに改善した新型立体水マスクを今冬前にe-shop『技術士の店』で発売しようとしていますがこれ以上は宣伝になるので止めます。