日本国民の平均水銀摂取量(1992〜2001年)は、厚生労働省の報告によると、8.4μg/日で、その内、87.5%は、魚介類から摂取されているそうです。 メチル水銀の摂取に関しては、EPA(米環境保護局)では、最大許容量を、0.1μg/kg/日としています(WHOの最大許容量は、3.3μg/kg/週)。 8.4μg/日摂取した水銀が、全てメチル水銀だとすると、体重50kgの日本人は、EPAの基準より多量に水銀を摂取していることになってしまうそうです。 なお、昭和48年に厚生省が定めた、メチル水銀の1日の暫定耐容摂取量は、体重50kgの人で、約24μgだそうです(3.43μg/kg/週)。 ワクチン以外にも、日本人は、魚介類などの食品から、水銀を体内に入れているようです。 なお、神経障害の原因となるメチル水銀化合物の半減期は、1カ月半ですが、 チメロサールのようなエチル水銀化合物の半減期は、1週間以内と、短いそうです。