> はじめまして。> うちの下の子のことですが、先日2度目の痙攣を起こしました。> 一度目は、11月で9ヶ月になったころ。突発性発疹で40.5熱だ出たときです。> そして今回。1歳1ヶ月に。> 今後、発熱のたびにまたけいれんを起こすのでは?と不安です。> かかりつけの医師からは、2度とも2分以下で単純型なので、痙攣予防として、ダイアップ(抗けいれん薬)はまだ使わなくていいと言われました。3度目のけいれんがあったら、その次からは、発熱したら使うことになると言われました。> 3度目の痙攣がおきるのではと、不安です。痙攣を繰り返すとやはり何か障害とか出てしまうのでは?とも思ったり。> 予防で毎回、ダイアップを入れるのもいやだけど、痙攣も起こして欲しくないという感じです。> どのように痙攣と付き合って??いったらと悩んでいます。みどりこ様大変な経験をなさいましたね。子供の痙攣は、覚悟があっても動揺させられる、みていて恐ろしいものですよね。どうかなってしまうのではないかと驚きますよね。今後の発熱のたびに・・とご不安になられるのも当然かと思います。熱性痙攣予防には、一般的にはダイアップ座薬を発熱初期に使うか、抗痙攣剤を内服します。単純性の熱性痙攣の場合は、ダイアップを使うことがほとんどで、お子様は、単純性熱性痙攣の診断を受けていらっしゃるので、もし予防するのであれば、発熱するたびにダイアップを入れることになるかと思います。ダイアップ座薬の副作用は、主にはふらつきや眠気、ぼーっとしたかんじなどがありますが、一時的なものです。・・熱性痙攣ですが、痙攣の原因は、脳の未熟性による神経の過剰な興奮・・なんてことが言われていますが、よくわかっていません。大体6歳をすぎる頃までには、ほとんどの子が繰り返さなくなります。一番多いのは3歳ごろまででしょうか。痙攣がとまらない重積という状態を起こすと後遺症が残ることもあります。脳の異常興奮ですから、繰り返さない方がもちろん良いのですが、何回起こしたから障害が残る・・というものでもありません。3回以上繰り返すことは、少ないですがまれというほどでもないと思います。お子様は、3回目を起こしたら予防しよう・・といわれているのですね。もし今後3度目を引き起こしたら、きっと主治医の先生は、脳波・頭部CTなどの検査をすすめられるのではないでしょうか。その結果により、その後の治療方針の再決定があると思いますから、そのときにみどりこ様のご不安を相談されてはいかがでしょうか。予防投薬の基準は、きちんと決まったものは無いと思うのですが、一般的には複雑性熱性痙攣を起こす場合や、単純性でも頻回に繰り返す場合、それからご家族の不安が大きい場合なども、適応に入るのではないかと私は思っています。臨床の場では、上記の適応の子は結構な率で予防投薬していまして、おうちに常備されて発熱ごとに使っていらっしゃいます。よく寝るんですよ〜というお声を聞いたことがありますが、たいていは発熱でごきげんが悪いときなので、あまり問題は無いようですひきつけたら入れますから、お守り代わりにください・・というおうちもあります。いずれにせよ(こんなことを医療現場のものが言うべきではないかもしれませんが)ほとんどの子が知らないうちに使わなくなり、元気に小学校にいっているというかんじでしょうか。・・1歳のころは、お外遊びもはじまって、いろんなウイルスや細菌とも出会って?しまうころですよね。発熱を起こさないように・・というのは現実的ではないでしょう。一般的な話ですが、できれば、何かの流行時期には人ごみに行かない、手洗いをする、しっかり食べ、よく眠る・・などということでしょうか。予防接種も(私的にはお勧めしますが)、痙攣後の接種のタイミングは個人個人で異なりますので、主治医の先生によくご相談ください。