誠悠さん、こんにちは。遅くなってすみません!!

テオドール、溶けちゃうと苦いんですよ〜。本当はじゃりっとしたままの時に一気にのんでしまうのが一番後味がよいのです。
でも、2歳のお子さんには、なかなか難しいでしょうね〜〜!
先輩小児科医が実験的にやってみた方法と、ママさんたちから聞いたいろんな飲ませ方を、かいてみますね。

・苦いものは苦いものに混ぜる・・チョコ、ココア、コーヒー、カラメルシロップ、ミロ、バナナ等
例として、チョコレートを溶かして混ぜこみ、一口大のキューブにした。
カラメルシロップを買ってきて、混ぜてプリンや小さなホットケーキ、トーストにかけた。
チョコスプレッドにまぜて、トーストに塗る。

・冷たくしてにおいや味をわかりにくくする・・アイスクリーム(あっさりはだめ、こってり系)その他冷菓子
例として、一日分の薬をシャービックの素に混ぜて、均等にアイスキューブにした(一回分が2個程度)
色つきの寒天に混ぜ込み、均等に切り分けた。

・濃い味付けにしてわかりにくくする・・イチゴ牛乳等、風味の強い飲み物に混ぜる、練乳、ジャム、メープルシロップ、すごいなあと思ったけれど結構食べるらしいマヨネーズ、ミートソース、ケチャップ等
後者3つの例として、好物を巻いた(ソーセージなど)小さなロールサンドを作り、マヨネーズに混ぜて塗りつける。
市販のミートソースに混ぜ、少量のスパゲティにかける。
トーストを小さく切り、混ぜたケチャップを塗ってピザ用チーズをかけてトーストする。
これらは、食事と一緒にのませる方法ですね。皆、苦労しているのね・・!!

・演出する・・例として好きなキャラクターの容器に上記のものを盛り付ける、家族や兄弟でおいしいね〜と同じように食べる(もちろん薬の入っていないもの)、さくらんぼやクッキーなどをかざる、食事の時に一緒に上記のものを食卓においておいて、全部食べたらカレンダーにシールを貼るなどごほうびをつくる等

・無理やり系・・スポイトで一気に口の中へ入れる、練って上顎の奥のほうに塗りつけるなど。

テオドールは一日2回の内服だと思いますが、ご飯の時と決めなくても大丈夫ですよ。例えば、10時のおやつと夕食時とかでもいいです。食後じゃなくて、おなかのすいている時に上記のような方法でのませてあげるとよくのめます。続けて内服できれば血中濃度が維持できて効き目も安定します。少し調子が良くなったら、ホクナリンテープのような、貼って効き目の持続するお薬に変えてもらうのも一方法でしょう。ぺリアクチンなどの対症療法的なものは、のめたほうがもちろん良いですが、2番目に考えてもいいかも・・。シロップ剤は、薄めたり他の液体に混ぜたりせず、処方された濃度であげるほうがのみやすいです。薄めると薬特有のにおいや味が出てきます。セフスパンは何のためにのんでいるのでしょう、現在くいとめるべき感染症があるのか、予防的なものかをきいてみられるといいのですが(ききにくいですか??)お兄ちゃん位の年齢になると、薬をのむことの必要性を説明して、本人の納得の上でのませるようにできたらいいですね。それから、のめた時にはいっぱいほめてください。すごいね、元気になったみたいよ、ばい菌やっつけたね、かっこいいね・・。柄の長い、先の小さいプラスチックのスプーンが口当たりよく、親も使いやすくていいようです。そういえば、吸入はしていますか?楽になるようですよ。私は、吸入器を購入して、子供が夜間ぜーぜー言い始めると吸入していました。もしされていないなら、先生に相談されてみたらいかがでしょう。価格も1万円台になっていますから、頻回に繰り返したり、夜間にひどくなるのなら、価値ありです。・・・最後に、それでもどうしてものめない場合は、症状が悪化するなら点滴などの方法がまだありますから、ちょっとつらいけれどなんとかなります、大丈夫ですよ!今の時期は、アレルギー症状の悪化で来院する子がとても多いです。大人でも調子を崩しやすい時期です。薬がのめなくて悪化するばかりじゃありませんから、ママさんはどうかご自分を責めたりされませんように・・。体調や症状には波がありますから、長い目で見りゃずっと悪いわけじゃない、これをのりきったらなんとかなるさ!だめなら病院行っちゃおう〜!で・・ね