タミフルとリレンザはインフルエンザウイルスを無くす(体内から消滅させる)クスリではなく、ウイルスが増えていくのを抑えるクスリです。ですので、症状が治まる、と言うことが体内からウイルスが全て消滅した、と言うことにはなりません。つまり、症状が治まったことがウイルスが体内から居なくなった、と言うことにはなりません。体内に残っているウイルスは、クスリが無くなれば、また、増えることがあります。この現象を防ぐためには、処方競れた薬を飲みきることが、大事であると考えられています。つまり、症状が治った後にも、まだ、体内に残っているウイルスを退治するためにクスリを飲みきってくれ、と指導しているのです。仮に、飲み切らない場合、まだウイルスは体内に残っているため、再発したり(これは、滅多に起こりませんが)、他人に移してしまったり、耐性菌を生み出してしまう原因となります。耐性菌が出来てしまうのは、インフルエンザウイルスの生き残りが、感染時とは違った性質を獲得する可能性があるためです。元々、インフルエンザウイルスは感染する度に変化(違う性質を持つこと)が起き易いウイルスです。違う性質を持つウイルスの中にはクスリが効かないもの(すなわち耐性菌)も出てくる可能性があるのです。( 携帯からの投稿です )